所沢市の藤元市長は2011年に市長当選以来、市立の小中学校へのエアコン設置を頑なに拒んできました。2015年には保護者らがエアコン設置を求める住民投票まで行い、全国的な話題になりました。住民投票ではエアコン設置が多数を占めました。それでも、藤元市長は入間基地に近く騒音の激しい小中2校についてしか設置を認めませんでした。
こんな状況にいら立ちを覚えた市民団体などが再び「全校にエアコン設置を望む署名」活動を始めました。
近隣の市町村の設置状況も示したビラです。所沢は 4.4% 朝霞などが100% 狭山、日高でも 90%以上、入間市も2018年夏までには全校設置予定という状況で、設置を望む署名は市民の間にドンドン広がっています。
こんな市民の声に押されてか、遅まきながら藤元市長もエアコン設置に動かざるを得なくなりました。
今日の東京新聞朝刊の埼玉版です。
国も、地方自治体も行政の責任者の独断専行が目に余りますが、所沢では市民の声に押されて市長が従来の方針を変えざるを得なくなりました。何よりも、子どもたちのために良かったと思います。