「基地全面返還は市民の願い」が運動の出発点です。この市民の気持ちを無視して、米軍横田基地から米軍所沢通信基地への汚染土砂が今日、搬入されました。
当初、9時半に搬入されるとの情報から、搬入ゲート前に20名余の市民が反対の意思を表示するため集まりました。
搬入前のゲートです。
固く閉ざされ、基地内にはMPなどが待機していました。
午前10時前、最初のダンプが到着しました。本格的な土砂搬入が始まりました。
ダンプが到着する都度、ゲートを開閉しました。
併せて、抗議の市民の様子を監視、撮影しています。皮肉にも基地内の桜は満開でした。
1時間30分余、抗議行動をしました。
リレートークと抗議のコールの繰り返しです。
平和委員会、9条の会、共産党の市議会議員、元衆議院議員などです。私も「3の日行動」をしている市民として紹介され、話しました。「所沢平和のための戦争展」をしてきた経験から「軍用車両も、米軍機も離発着しないので所沢通信基地のことを知っている市民が少ない。土砂搬入を契機に米軍基地のことを今こそ市民に知らせるべきだ」と話しました。
基地内にはこんな車両が待機していました。
MPの警察犬を載せた車です。抗議する市民をまるで犯罪者扱いしています。この他、埼玉県警の警察官3人がハンドマイクを持って監視していました。
今まで何もない金網だったところは、目隠しの網さえ貼られていました。
基地の中の桜は満開でしたが、基地の中で何をしているか見えないようにするためです。
午前のスタンデイング中の1時間半に、ダンプ3台が出入りしました。
これから1年間、毎日120台のダンプが汚染土砂を搬入すると言われています。
米軍横田基地のオスプレイの配備のための基地機能の強などの強化ためです。そして、汚染土砂搬入を黙認すれば、所沢通信基地は永久に返還せれなくなりかねません。「基地全面返還は市民の願い」を放棄しかねない「基地の永続化」に私は反対です。
反対運動は始まったばかりです。市民のみなさんに米軍基地強化の実態を知らせ、ひとりでも多くの市民の声を結集できるようこれからも運動を続けて行きます。