所沢平和のための戦争展の一環として上映された「アオギリにたくして」を観ました。
ネットにあった映画の解説です。
解説
「アオギリの語り部」と呼ばれ、広島平和記念公園にある被爆したアオギリの木の下で子どもたちに被爆体験を語り続けた被爆者の故・沼田鈴子さんをモデルに、原爆で片脚を失い、婚約者にも戦死されてしまった女性が、絶望のどん底から這い上がり、平和の語り部として生きる決意を抱いていく姿を描いた人間ドラマ。広島で被爆したアオギリの苗を植樹する活動を広めた田中節子という女性に興味を抱いた雑誌ライターの片桐千草は、取材中に知り合った節子の妹から節子がつづった日記を預かるが、そこには原爆で脚を失った女性の苦しみが克明に記録されていた。
上映の前に映画ピロヂューサーの中村里美さん(右)と映画製作に協力した地元の大久保賢一弁護士(左)のあいさつがありました。
おふたりは映画完成までの苦労と唯一の被爆国の日本の政府が核兵器廃絶に及び腰なことを憂いていました。
この映画の良いところは、画面に字幕がついていてセリフが読み取れることでした。難聴の私には、邦画でもぜひ字幕を付けて欲しいと思いました。
大久保弁護士は先日、所沢航空公園にこのアオギリの子孫が2本あることを教えてくれました。
航空公園の被爆アオギリの子孫です。
逞しく育っています。
「原爆も原発も地球上の生物とは両立しえない」の理念を今後も広めてほしい」と訴えているように思えました。
それこそが「アオギリにたくして」の映画を観た私たちの役目だと思いました。