高齢者が運転する自動車事故の多発に比例して、「高齢者は運転免許証を返納しては!」の世論がひろがっています。80歳代に入った私も耳を傾けざるを得ません。
今日の東京新聞の小さな囲み記事です。
車の運転をやめた高齢者は、要介護になるリスクが高くなっていると言う調査報告が載っていました。
運転継続している人を 1 とすると
運転をやめて、自由な移動手段のない人 2.2
運転をやめて公共交通機関や自転車利用 1. 7
と要介護になる比率が高くなっているそうです。
私は今でも自動車の運転をしています。現に、使っている軽自動車が9月に車検の時期を迎えましたが、一昨日、車検を受けました。いろいろのマークを貼って今後、2年間、この車を運転するつもりです。
難病の家族を抱えて病院への送迎など車は不可欠です。
反面、市内を走るバスの路線は不便です。「財政不足」を理由に「福祉」と言われる施策はどこの自治体も切り捨てています。
要は、高齢者が気軽に利用できる公共交通機関をいかに整備するか にあると思います。
年金者組合は長生クラブと協力して、高齢者の脚を確保する公共交通機関の整備を所沢市議会に請願し、全会派の賛成を得て、採択されました。
問題は、総論「賛成」でも、具体的な「各論」まで踏み込めるかです。
10月には、所沢市長選挙があります。このような高齢者の切実な願いを実現できるような市長が生まれて欲しいです。