囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

所沢うたごえ喫茶 LOVE&PEACE 12月例会

2019-12-02 21:58:16 | うたごえ
今日は、所沢うたごえ喫茶LOVE&PEACEの今年最後の例会でした。季節の歌などいろいろの歌をみんなで歌いましたが、私が一番印象に残ったのは、国鉄労働者が作った「人間の歌」でした。

中曽根康弘さんが先日、101歳で亡くなりました。中曽根内閣の時代に、「中曽根臨調」などと言われる国鉄の民営化などが強行されました。その過程で、組合弾圧、労働者差別、人権抑圧と国家権力を使って弾圧し、多くの国鉄労働者が自ら命を絶ちました。そんな弾圧に抗して闘う労働者魂を歌った曲です。

今、国鉄民営化で儲かる路線ばかりが重視され、国民の脚となるロウカル線は切り捨てられ、地方の過疎化に拍車をかけています。
人間の尊厳をかけた戦いに思いをはせ、国政を私物化しているとしか思えない安倍政権への怒りを込め歌いました。
歌詞を診ながらユーチューブを聴いてください。



人間の歌【Bb】


作詞
作曲 山の木竹志


1 傷つき倒れた 友の背に
眼差し注ぐ 人はいるか
病み疲れた 乙女のその手に
温もりを添える 人はいるか
 ■生きる悲しさ 翼に替えて
 ■人のよろこび 歌に託して
 ■わたしは歌う 希望の歌
 ■共に歌おう 人間の歌

3 人は微笑み 歌があふれる
そんな街を ここに求めて
痛み分け合い 楽しさ分かち
歩いてゆきたい 人間らしく
 ■生きて生きて 生き抜いて
 ■生きて生きて 生き通して
 ■わたしは歌う 自由の歌
 ■共に歌おう 人間の歌

 ●生きて生きて 生き抜いて
 ●生きて生きて 生き通して
 ●わたしは歌う 人生の歌
 ●共に歌おう 人間の歌

 ■共に歌おう 人間の歌
2 くずおれた痛みを 笑顔に包む
職場の仲間を 信じているか
死を選んだ 仲間の思いを
心に暖めて 闘っているか
 ■生きる苦しさ 翼に替えて
 ■人の気高さ 歌に託して
 ■わたしは歌う 仲間の歌
 ■共に歌おう 人間の歌


■1988年、作者の山ノ木竹志こと新江義雄(広島合唱団)が角膜移植手術で入院中に作った。当初、山上茂典(国鉄広島ナッパーズ)がファースト・アルバム「始発列車」に収録し、造船のうたこえサークルさらに全国へ伝播。
 2001年日本のうたごえフェスティバルでは北海道の駒沢大学付属岩見沢高校の生徒たちが、岩見沢合唱団こぶしと共に熱唱し、同校の卒業式でも歌った。
 1987年の国鉄分割・民営化の際、本来の仕事のとりあげや、反対する者への差別・人権侵害などで、100人を越える国鉄労働者が自ら命を絶ったのが、創作の動機という。新江義雄は、その一人ひとりの家族と人生に思いを馳せ、入院中に出会った、難病を抱えつつ生きる多くの人々に励まされて作詞作曲した。
うた新「歌の小箱」07(06/03/06)


人間の歌


なお、所沢うたごえ喫茶LOVE&PEACEの1月例会は、1月13日(月)です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする