囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

前後75年を考える・・・「無言館」

2020-08-10 21:15:04 | 囲碁きちのつぶやき
長野県上田市に戦没画学生の作品を展示している「無言館」があります。



ここを私は2回訪れています。

一度は年金者組合の旅行の下見のためです。その時は、昨年99歳で亡くなった母親も連れてゆきました。
目も悪く、字もあまり読めない母親が、絵とともに解説文を一生懸命読んでいた姿が忘れられません。夫を赤紙で徴兵され、義弟を戦争で亡くした母親は戦争への思い入れが大きかったのでしょう。
そして、年金者組合の旅行の引率でした。
いづれも、じっくり見ることができなかったです。

昨夜、録画しておいたNHKの日曜美術館を見ました。無言館の出来た経緯、損傷激しい画学生の絵を修復する作業の大変さを見ました。修復作業の工房の責任者の方が、私の連れ合いと同じように、在宅酸素の助けをかりながらも絵の修復に努力している姿に感銘しました。しかも、その方はその後亡くなってしまつたといいます。

番組の中でも、こんな主旨の解説がありました。
画学生は、戦争のために亡くなりました。しかし、描いた作品がある限り、絵の中に生きている。。絵には戦場の場面は描かれていないが、志を絶たれた画学生の気持ちは絵の中に描かれていると思う。



戦後75年。こうした画学生の気持ちに寄り添い、秋にはまた無言館を訪れたいと思いました。今度は予備知識も得たのでじっくり見させてもらいます。

再放送がありますので、ぜひ、見てください。

無言館HPより

日曜美術館「無言館の扉 語り続ける戦没画学生」放送のお知らせ
2020.8.8 土曜日 お知らせ

NHK日曜美術館で無言館が取り上げられます。
「無言館の扉 語り続ける戦没画学生」
8月9日(日)午前9:00〜9:45
(再)8月16日(日)午後8:00〜8:45

長年、無言館収蔵作品の修復にご尽力いただいた修復家・山領まり先生に
スポットをあてた内容となっています。
ぜひご覧ください。
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不戦の誓いを新たに・・・

2020-08-10 13:49:25 | 憲法9条、大好き!
75回目の敗戦の日が近づきました。
1945年生まれの俳優の吉永小百合さんは、戦後をこんな言葉で表現しています。

「自分の年って、言いたくないですよね。だけど、45年に生まれたということで、私の年が『戦後何年』という年になっているというのは、とっても大切なことだと思っているんですね。ですから、私が幾つまで元気でいられるか分かりませんけれど、80になった時には戦後80年、90になったら戦後90年、100になったら…分かんないんですけれど、戦後100年と戦後(という言葉)が続いてほしい。そのためには、私たちが、やっぱり『戦争は、嫌だ!!』ということを、しっかり言わないといけない。思っている方たちは声に出して…と願っています」

平和憲法のもと戦争しない国であり続けるために、所沢近辺の方、8月15日の街頭宣伝にぜひ参加してください。


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