大坂なおみさんの勇気・・・

大坂なみさんが、またも起きた白人警官による黒人男性への襲撃に抗議して競技中のトーナメント戦の準決勝出場をやめた　と報じられました。



プロプレイヤーにとっては競技は生活の手段です。あえて、それを欠場して人種差別に抗議することには重大な決断が必要だと思います。「テニス以上に大事なものがある」の弁やよし。決断の速さと行動力に敬服しました。
逆に、アメリカでも日本でも差別を助長するような言動を繰り返している政治家がいます。
日本でも、スポーツ界だけでなく、あらゆる人が理不尽なことには声を上げる　そんな風潮が当たり前な社会になってほしいと思います。

以下、日刊スポーツの記事から

大坂なおみ抗議にテニス界動く　27日男女とも休止
[2020年8月27日12時50分]

準々決勝でコンタベイトを下し引き揚げる大坂なおみ（AP）

女子テニスで、2度の4大大会優勝を誇る世界10位の大坂なおみ（22＝日清食品）の抗議が、男女の世界ツアーを動かした。

大坂は、23日に米ウィスコンシン州で起きた警官の黒人男性銃撃事件に抗議し、自身のSNSに声明文を公表。27日（日本時間28日未明）に予定されていた全米前哨戦ウエスタン・アンド・サザン・オープン準決勝の同22位エリーズ・メルテンス（ベルギー）戦を棄権した。

その大坂の声明を受けてか、男子のツアーを管轄するプロテニス協会（ATP）、女子のツアーを統括する女子テニス協会（WTA）、そして米国テニス協会（USTA）は共同で声明を発表した。

「スポーツとしてのテニスは、再び起きた人種差別や社会的な不公平に対して、結束して反対する立場を取っている。この3団体は、27日の大会を一時休止することで、それを表したいと思う。大会は28日から再開される」と、抗議のために、27日に試合を開催しないと明らかにした。