私は終戦時に小学校2年生でしたので、戦争体験者です。親戚の叔父さんは戦死しています。父親は赤紙一枚で徴兵されましたが戦地でチフスに罹ったために前線から外され、逆に命拾いをしました。
今、ウクライナで起きていることは敗戦前の私の体験と同じです。アメリカのB29による爆撃が激しくなり、東京の家を逃れ、田舎の母親の実家に疎開しました。その直後、我が家は空襲に合い被災しました。疎開が遅かったら私は生きていなかったでしょう。
戦争は罪のない市民を標的にもします。人道にも、国際法にも違反することが国家の名で行われるのが戦争です。だから、私は戦争だけはやってはいけないと思っています。