私の住む所沢市北秋津・安松地区の区画整理事業が行われています。
その事業についての説明会があると周知されました。町内会の掲示板です。
所沢駅東口近くから上安松に続く地域で、畑や林、お茶畑が点在していました。畑の地権者が区画整理事業を起こした私立の区画整理です。すでに戸建ての居住者もいますが、これらの居住者は除いての区画整理です。
説明会は昨夜、町内会館で行われました。
進行予定表です。先ず、取り付け道路の改修について市の担当が説明しました。その後、今回の事業の一部を請け負った野村不動産の説明です。戸建て住宅120戸、8階縦マンション 303部屋、商業施設1棟 の大規模なものです。
工事車両による道路の渋滞、騒音、粉塵、工事日程などの説明がありました。行き止まりの新しい幹線道路の傍には北秋津小学校もあります。野村不動産は地域の人の安全を計りながら工事を進めると説明をしました。質疑応答では、工事の安全対策や商業施設開設に伴う渋滞や居住地への車の侵入対策が多く出されました。
私は、質疑を聞いていて区画整理事業の全体像がイメージ出来ませんでした。区画整理の主体は私設の区画整理組合ですがその責任者は参加していません。所沢市も取り付け道路の担当者だけです。区画整理事業に伴い人口増(とりあえず2000人強)に伴う保育園、学童、小学校入学、公園などをどうするのか と言う問題に答えられる立場の方は居ません。将来像が見えてこないのです。
区画整理事業を行政主導で行ったこともあるようですが、今では行政はやりたがらず、私立区画整理事業に任せきりです。そのため、区画整理事業全体に対して誰が責任を負うのか がはっきりしません。
行政が事後に出てきた問題に後追いで対処するには限界があると思います。改めて区画整理事業の問題点を知りました。いずれにせよ、今後の事業の進捗を注視してゆかなければ と思いました。