憲法9条で「戦争はしない」「軍隊は持たない」「武器も持たない」と誓った日本がドンドン変質しています。
敵基地攻撃能力を持ち、ミサイルなど武器を大量に買い込んでいます。その実態を報じた今日のしんぶん赤旗のコラムです。
小さな紙面ですので文字の起こしました。
ぜひ、お読みください。
こんな日本でいいはずはありません。こんな自公政権を一日も早く変える必要があると思います。
きょうの潮流
成り上がったのか、成り下がったのか。スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が11日に公表した世界の武器取引に関する報告書によれば、日本の武器輸入は世界第6位。憲法9条で「戦力不保持」を宣言しながら、いまや世界有数の「武器輸入大国」になったのです
▼2014~18年と19~23年を比較すると155%増。際立つのは、長射程ミサイルの大量購入です。SIPRIによれば、23年には射程1000キロ以上のミサイル取引が急増。なかでも、米国から巡航ミサイル・トマホーク400発を購入した日本は突出しています
▼他国領域への攻撃が可能な長射程ミサイルは、言うまでもなく憲法違反の敵基地攻撃能力にあたり、保有は許されません
▼日本政府は中国や北朝鮮の脅威を口実にしています。しかし、安倍元政権による米国製武器の爆買いも、岸田政権による軍事費2倍化・敵基地攻撃兵器の大量購入も、背景にあるのは日本に大軍拡を促す米国の強い要求です
▼日本が輸入した武器の実に97%は米国製。欠陥機オスプレイも米国製です。日本のおかげで米国の武器輸出は17%も増え、米軍需企業は巨額の利益を得ています。「もしトラ」=トランプ政権の復活が現実のものになれば、「米国製の武器を買え」という圧力のさらなる強まりが懸念されます
▼米国はイスラエルにも大量の武器を売却し、パレスチナ・ガザ地区の住民虐殺に使われています。罪なき人々の血で潤う武器ビジネスにストップの声を。