囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

美術館のはしご・・・

2017-02-22 10:16:54 | ざる碁が趣味

天気が良かったので、連れ合いをリハビリも兼ねて美術館に連れて行きました。

午前中は目黒区駒場の日本民芸館に行きました。

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創設80周年記念で「柳宗悦と民芸運動の作家たち」という特別展を行っていました。

バーナードリーチ、河井寛次郎、棟方志功、浜田庄司、金城次郎などの作品が展示されていました。

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いずれも素晴らしい作品でしたが、私は棟方志功の作品が一番、印象に残りました。連れ合いは、リーチ、濱田、金城などの作品に興味があるようで、熱心に見入っていました。

東大駒場キャンパスのレストランでランチを食べ、午後は世田谷美術館に行きました。

世田谷の砧公園の中にある世田谷美術館では「花森安治の仕事」=「デザインする手、編集長の眼」という特別展をしていました。

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NHKの朝ドラでも取り上げられた「暮らしの手帖」の回顧録みたいなものでした。連れ合いはこの連ドラを見ていたので特に興味深かったようです。

作品展を見て、花森安治が太平洋戦争中、軍隊の戦意高揚のための「大政翼賛会」の職員をしていたことを知りました。そのころの作品などもあり、とても興味深かったです。

戦後は「暮らしの手帖」の編集やデザインに関わったことは有名です。花森安治らが商品テストをした品々も並べられていました。アイロン、トースター、洗濯機、冷蔵庫などなどです。その中に、東芝の製品がいくつもありました。その東芝、アメリカの原発会社の買収から頓挫し、今や会社の存亡さえ危ぶまれていることに時代の流れを感じました。

私のとっても、連れ合いにとっても一種の「戦後の回顧展」のように思えてひとつひとつの展示に見入ってしまいました。

連れ合いは、「5000歩も歩いてリハビリにもなった」と喜んでいました。



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病気お見舞いへ

2017-02-20 21:15:53 | 日記

今日は、友人のKさんの病気見舞いに行きました。

Kさんは、昨年9月に病に倒れ、長い闘病生活を送っています。今は、機能回復の為のリハビリに励んでいます。

病室に行くとKさんはベットにはいませんでした。ベットのところにはこんなシールが貼ってありました。

今のKさんの目標のようです。前回は、12月に見舞いに来たのですが、その時は車いすでの生活でした。リハビリの結果、車いすは卒業したようです。

リハビリ室などを探しました。するとKさんはリハの先生と一緒に、T字杖を使って歩行訓練をしていました。立ち上がる時が辛いようでしたが、立ち上がれば、ゆっくりではありましたが、T字杖を使って歩行ができていました。

リハビリ中でしたので、「また来ます。リハビリ頑張ってね」と声をかけて帰って来ました。

車いすはもう使わず、杖を使っての歩行訓練です。前回来た時に比べ、状態が良くなっているのに休心しました。

焦らずに、じっくりとリハビリに励んでもらいたいと思っています。

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聞けば聞く程・・・

2017-02-19 21:03:05 | 憲法9条、大好き!

所沢革新懇主催の勉強会「日本会議とは何か」を聞きに行きました。「日本会議の全貌 知られざる巨大組織の実態」の著者でもある俵義文さんが講師でした。

「日本会議」の生い立ち、そのバックボーン、安倍政権の狙いなど、豊富な資料を駆使して実証的に話されました。

安倍政権の性格は、その構成が「日本会議」のメンバーがほとんどであることからもわかります。

平和憲法を実態的に改変し、さらに明文憲法の改悪を狙っています。

俵さんは戦前の教科書の修身の教材を紹介しました。

安倍政権の狙いは、戦前の「帝国憲法」への回帰です。小学校の教育に修身を持ち込もうとしています。その論理は戦中と全く変わりません。

戦争中の修身の教科書です。世界地図の真ん中に日本が描かれています。アベ政権は再びその実現を目論んでいます。

安倍首相の国会での発言「日本を、積極的な平和主義で、世界の真ん中で輝く国にする」、これ戦時中のは修身の教科書と全く同じです。

日本会議は神社神道、財界などあらゆる分野に手を伸ばし、今や日本の巨大組織になっています。資金力も豊富です。亡くなった船村徹さんや舞の海も日本会議のメンバーだと言います。所沢でも、市長や小選挙区の所沢選出の代議士も入っていると言います。そんな日本会議の戦前回帰の策動にいかに対処するか が今問われています。

講師の俵さんは、最後に「護憲勢力もさらに草の根の運動を負けずに広げること。そして政治を変えること」と強調しました。

安倍政権の個別政策は、経済政策は行きつまり、原発、沖縄、基地問題、貧困と格差、社会保障の切り捨てなどどれも国民から支持されていません。そんな政治にストップをかけるためには、野党共闘で選挙に勝つしかありません と強調しました。私も賛成です。そんな気持ちを新たにした今日の勉強会でした。

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吹けば飛ぶよな・・・

2017-02-18 11:08:59 | 囲碁きちのつぶやき

作曲家の船村徹さんが、2月16日に亡くなられたと報じられました。「王将」など多くの庶民に親しまれた曲を作曲されてきました。私は、ザル碁と同じようにヘボ将棋が大好きですので、「吹けば飛ぶよな将棋の駒に・・・」のこの歌が大好きでした。

今日の東京新聞のコラム(筆洗)の記事を転載し、船村さんのご冥福をお祈りします。

 ♬♬♬♬♬♬♬♬

作曲家の船村徹さんには、十二も年の離れた兄がいた。陸軍士官学校に通う兄・健一さんは帰郷するたび、弟のふとんにもぐり込んでは、ハーモニカを吹いて聞かせてくれた

▼何曲か演奏すると急に静かになり、厳しい顔つきでこう言ったという。「おまえは、軍人になるなよ」「死ぬのは、おれだけでいいんだから」

▼そんな兄が二十三歳で戦死した時、既に父を亡くしていた船村さんは、一家の代表として「遺骨」を受け取りに行った。空襲で廃虚になった街を歩くと、「遺骨」と称する木の板が入った箱がカタカタと鳴ったそうだ(『兄の戦争』)

▼兄の吹くハーモニカの美しい音色と、「遺骨」が立てる悲しい響き。あるいは故郷・栃木のお国言葉や、上京してギターの流しをした繁華街のざわめき。そういう音すべてが、船村節を生む土壌となったのだろう

▼欧米からの借り物の音楽が全盛だった時代、船村さんは日本の土着の音にこだわった。村田英雄さんの大ヒット曲「王将」をつくった時は、<♪吹けば飛ぶよな 将棋の駒に…>という歌詞を<吹けば飛ぶよな演歌の旋律(ふし)に賭けた男を笑わば笑え>と読み替えて作曲したという(『歌は心でうたうもの』)

▼喜怒哀楽に満ちた数々の調べを残し、人生を終えた二月十六日は、兄・健一さんの命日。兄は聞けなかった「戦後の歌」を、歌って聞かせているかもしれぬ。

            ♬♬♬♬♬♬♬♬

併せて、私の好きな「王将」を聞いてみてください。 

王将 村田英雄

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世界に蔓延する「監視社会」

2017-02-17 21:05:51 | 囲碁きちのつぶやき

今日、映画「スノーデン」を見ました。CIAスタッフとして働き、CIAのアメリカだけでなく、日本など世界の国々を監視する実態を暴いた人物がスノーデンでした。

ドキメンタリータッチの映像の中に、何を見るかは受け止める人によって違ってくるような気がします。

インターネットが発達し、世界中を網羅するようになり、どこの国もこのネットを使って自国民を監視するようになってきています。

今、日本では「共謀罪」が現実的な日程にのぼっていますが、ネットを使った監視社会は既に始まっているかもしれません。そんな時ですので、できたらこの映画を見て、監視社会の現実を共に考えてきてください。

映画『スノーデン』 予告編

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