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ブーローニュの森へ


               やっと
               夏の日差しに出会った




               着たきりスズメだった
               上着を脱いで
               森の中を歩く・・歩く・・




               急な暑さに
               ひんやりとした
               影の深さが美しい




               透き通るような
               鳥の鳴き声に
               見上げると・・




               木々の緑が違う
               不思議色・・
               グレーシュな緑
               クリームがかった緑




               視野を遮るように
               両手を大きく
               広げた木の下を
               通り抜け




               それでも また
               その向こうに
               幾本もの
               不思議色の木が・・




               遠い国に
               来たということを
               教えてくれる

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