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せせらぎの聞こえるほうへ



               もう すっかり
               余計なものを捨て
               空っぽになった心に




               少しだけ丸みを帯びた
               鋭い空気が心地よい




               小川の淵を歩く




               はく息が
               どこまでも流れていく
               小鳥が
               受け止めてくれるようにさえずる




               青い小川の水は
               額の中の絵のように
               美しい




               白い飛沫だけを残し
               どこへ・・




               どこまでも
               ついていきたいと
               思いもしたけど・・・




               さよならをして
               流れに逆らって
               何度か
               振り向きながら




               ゆっくりと歩く

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