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ポピーの咲く草原で



                  真夏日の午後・・暑い盛り
                  この先に日影はもうない




                  早足で抜けるに限る
                  そう思いながら左に折れる




                  目の前が開け
                  ふと振り返った後ろに




                  広い草原に赤い花が点々と
                  ポピーの花!




                  もうくらくら来そうな暑さも忘れ
                  数年前のジヴェルニーのポピーを
                  思い出していた




                  「睡蓮」でも「日の出」でもなく
                  モネの絵で好きなのは
                  「ポピー畑」だったと




                  風に揺れるポピーを見ながら
                  あの時もまた
                  遠い日を思い出していた




                  こんな近くに・・

                  カトランやボナールの絵にも描かれた
                  気取りのないまん丸な花は
                  暑い日差しに似合っていた

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