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森の美術館



                ふ~っ すごい
                ため息だけが・・・




                低くなった日差しに
                キラキラと輝く紡がれた糸




                木々の間に
                いくつものレースのクロス




                蝉の声と小鳥の声
                夏の日差しと秋の風が




                繊細なレースの間を
                すり抜けていく




                見上げるわけでもなく
                見下ろすわけでもない




                ちょうど目の前に広げられた
                美しい編み目に目を凝らし




                そろそろ芸術の秋などと
                森の美術館を巡って歩く




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