花びら一枚・・鳥の羽一枚・・

　　　　　　　　　　　　　　　　ピンクの花がある
　　　　　　　　　　　　　　　　白い紙にその花を描く




　　　　　　　　　　　　　　　　すべてをピンクになんて
　　　　　　　　　　　　　　　　塗るようなことはしない




　　　　　　　　　　　　　　　　花びら一枚・・もう一枚・・
　　　　　　　　　　　　　　　　暗い花びら明るい花びら




　　　　　　　　　　　　　　　　じっと花びらを見る
　　　　　　　　　　　　　　　　そして色を決める




　　　　　　　　　　　　　　　　見えない花びらが何枚・・
　　　　　　　　　　　　　　　　見えない花びらも描く




　　　　　　　　　　　　　　　　見えない花びらも
　　　　　　　　　　　　　　　　粗末にはできない




　　　　　　　　　　　　　　　　そして白い紙は
　　　　　　　　　　　　　　　　目の前の自然に命を貰う




　　　　　　　　　　　　　　　　自然とは
　　　　　　　　　　　　　　　　そうしたものであると思う
　　　　　　　　　　　　　　　　気づかなくても
　　　　　　　　　　　　　　　　すべてのものに
　　　　　　　　　　　　　　　　命を与えてくれていると