四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
ストラスブールからパリへⅡ
TGVに乗るというと
それはわくわくしたものだった
それが二度目ともなると
わくわく感も薄れ
逆に窓の外を眺める余裕もできる
そうなると日本との違いにも気付き
高速で地上を走っていることに驚く
窓の外の景色はそのせいで・・と
いや・・柵がないではないか!
線路と草原やすぐ横の小道の境に
柵がない・・さすがフランス!!
隣の娘がポツンと呟く
TGVで踏切事故が多いって・・
下を走っているからだ!
自己責任というわけか・・
個々の自立によって
車窓からの美しい景色を楽しめる
北海道に行ったとき思った
厳しさに耐えたものは
本当の美しさを手に入れることができる・・・
そのことが頭に浮かんできた
飽きるほど続く車窓からの景色
ただ残ってきたというわけではないのだろう
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