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一粒の種から・・



                  手を伸ばせば
                  届きそうな
                  塀の向こう




                  一本の
                  ムクゲがあった




                  窓越しに
                  まるで我が家の庭に
                  あるような




                  そのムクゲを
                  眺めているのが
                  好きだった




                  ある日そのムクゲは
                  お邪魔でしょうからと
                  ばっさり切られてしまった




                  寂しくなったその頃
                  小さな芽が出て・・




                  いったいどのくらい
                  たったのだろう
                  ムクゲ花は
                  塀のこちら側に咲いた




                  はいポーズ!
                  ムクゲは雨の中
                  いやな顔ひとつせず
                  こんな風に・・

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