四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
この花の輝きは
陽は西に傾き
花は輝きを増す
どこの国だったのか・・
脱原発を決めた国での言葉
今地球の土地は借り物
汚さずして次の世代に
渡さねばならない・・と
厚い「札束」で
売り買いしているうちに
人は何か勘違いをしてしまったのか
経済の発展がなければ・・
(もうすでに地震以前から
経済は破綻していたと思うけど)
生きていけないほど
人の心は萎えてしまっているのか
いまだ萎えていない
自然や花々のためにも
原発再稼働などあってはならないと
今でも思う
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色の不思議
幾重にも重なる紫
自然の色の深みと厚みと
絵より写真
写真より本物
敵うわけがない
そう言った人がいたっけ・・
だから絵は
心も描き込まなくては
ということなのか
数え切れないほど
多くの紫色の前で
色の不思議
知りたいけど・・・
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見慣れたたからもの
見慣れた花
見慣れた風景
いつもの季節に
それを見つけた時
それがどれだけ
心安らぐことなのか
いつものところに
見つけられなかった時
それが探しようがないと
知った時
こころの中から何かが消えて
見慣れた風景の大切さ
こころのたからもの
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アジサイの季節に
Tシャツを出して
初夏の日差しを受け
あくる日には
セーターをまた出すという
くりかえし
混乱気味の季節の境目
雲の切れ間は散歩日和
歩幅大きく
元気に歩きだせば
消えそびれていた
季節は追いやられ
緑豊かな木々の下に
アジサイの花が大きく
日差しを受けて
これからは雨の日にも
似合う紫がそこここに
色の変わりを楽しむ
長い季節の始まり
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ひとつ季節が進んで
しとしとと寒い6月
日当たりの悪い我が家の庭
少し遅い季節の巡り
びっしりと
ホタルブクロの葉
花をつける伸びた茎は
十数本・・蕾はまだ固い
一足先に咲きだした
散歩道のホタルブクロ
我が家の花を待ち切れず
満開の花に浮気心
ホタルならぬ小さな蜂が
楽しげに出たり入ったり
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夏の初めの夢
まだ夏が好きだったあの頃
夏の初めに出会う
瑞々しい赤いグミの実
透き通るような実の
向こう側に見える夏は
いくつもの夢が詰まって
限りなく輝いていた
拭うのも忘れた汗に
風が通り過ぎる時
くれた涼しさと
揺れる赤い実
蘇る記憶
夢は・・何だったのか・・
思い出せもしないけど
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花と・・
植物園の花畑で
懐かしい花たちとの出会い
我がの庭にも
咲いていたことがある花たち
ひと夏の出会いで
さよならした花
次の年も元気に咲いたのに
いつの間にか消えたデルフィニウム
そういえば苦手な
毛虫に愛されたカンパニュラ
一度も登場したことがない
大好きなジキタリス
ここにホリホックさえ咲いていれば
好きな花全員集合・・・
少し花心が沸いてきて
何か一色増やしたい気分に
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いずれ あやめか・・・
はて?
「いずれ あやめか かきつばた」・・
はたまた「しょうぶ」ということなのか・・
この種の花に出会うたび
こんがらかる頭の中
おまけに「あやめ」も「菖蒲」
「しょうぶ」も「菖蒲」
う~む!
最も苦手とする
「区別」&「種類別」
ひとまとめにして「菖蒲」
どこかで「かきつばた」が
怒っていそうな・・・いやここで!
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紫陽花の季節に
そろそろ梅雨入り・・
一足先に
紫陽花が咲きだして
梅雨入り前の
強い日差しに
アジサイは
いつもと表情を変えて
若い緑の葉と
艶やかに映えて
まるで
着物の裾模様
咲き始めの
初々しさより
大人の装い
これからの
紫陽花の色変わり
時の流れと
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