昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (七十一) 心をざわつかせる

2013-11-20 18:26:37 | 小説
上目遣いで問い掛けるぬい。意識してか、無意識なのか。武蔵の心をざわつかせる。 「ほぼ満点に近いですな。女将としては少々疑問符が付きますが、女として満点です。気持ち良くさせてくれる。大事なことです、これは。女将としては満点でも、人間がギスギスしていては大減点です」 . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (七十一) 女将の力が大です

2013-11-17 12:19:32 | 小説
「そうですか、女将一人での切り盛りですか。 まあこういった客商売では、女将の力が大です。 男なんて、髪結いの亭主同様に、刺身のつまみたいなものですよ。 表に出しゃばってくるのは、だめです。 あくまで裏方に徹しなければ。縁の下の力持ちの役割に甘んじなきゃ。 . . . 本文を読む

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (七十一) 見透かしていたか

2013-11-16 13:35:17 | 小説
“やっぱり見透かしていたか。 ましかし、工房やら工人と懇意にしていてくれるのはありがたい。 こけしの職人を工人と呼ぶのは知らなかった。 女将の人脈は、相当のもののようだ。 それとも案外、発展家なのか?  顔立ちからは想像もできないけれども” . . . 本文を読む

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