8日(金)。昨日のブログに書いた、11月15日の東響オペラシティシリーズ公演のピアニスト、アンドレ・ワッツの代演者決定のハガキが届きました ハガキによると、「ワッツ氏は転倒した際に手首を負傷、医師の判断により12月末まで公演を全てキャンセルすることになった」とのこと。本物のワッツが転倒するなんて「本What's転倒」ですね・・・・・・ちょっとムリがあるか まさか「練習不足」が本当の理由ではないと思いますが、もしそうだとしたら医師の問題ではなく意志の問題です お後がよろしいようで・・・
ということで、代演者は「複数の音楽事務所に問い合わせた結果、クン=ウー・パイク氏にブラームスの第2ピアノ協奏曲を演奏してもらうよう依頼した」とのことです 確か、クン=ウー・パイクは今夜あたりトッパンホールでシューベルトだけのリサイタルをやるはずです。以前からこのピアニストは興味があったのですが、チケットを買うまでには至らなかったので、今回の代演はいいチャンスです
閑話休題
先日、サントリーホールの入り口で配られていたチラシの束に「2014都民芸術フェスティバル参加公演」のチラシが入っていました これは毎年1月から3月まで、公益社団法人日本演奏連盟の主催により在京オーケストラと室内楽を低料金で提供するものです
このうち第45回オーケストラ・シリーズは次の8公演から成っています(会場はすべて東京芸術劇場)
①1月14日(火)19時。アンドレ・デ・リッダー指揮都響。①ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」(Vc:堤剛)、②チャイコフスキー「第4交響曲」
②1月23日(木)19時。飯守泰次郎指揮東響。①ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガ-前奏曲」、②グリーグ「ピアノ協奏曲」(P:居福健太郎)、③ドヴォルザーク「第9交響曲”新世界より”」
③1月30日(木)19時。藤岡幸夫指揮日本フィル。①モーツアルト「ドン・ジョバンニ序曲」、②同「ピアノ協奏曲第20番」(P:萩原麻未)、③シベリウス「第2交響曲」
④2月4日(火)19時。川瀬賢太郎指揮読売日響。①ベルリオーズ「ローマの謝肉祭序曲」、②メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:志茂美都世)、③ベルリオーズ「幻想交響曲」
⑤2月21日(金)19時。下野竜也指揮新日本フィル。①ヴェルディ「運命の力序曲」、②ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」(P:小山実稚恵)、③ムソルグスキー/ラヴェル「展覧会の絵」
⑥3月9日(日)14時。渡邊一正指揮東京フィル。①ボロディン「イーゴリ公よりダッタン人の踊り」、②シューマン「ピアノ協奏曲」(P:今野尚美)、③チャイコフスキー「第6交響曲”悲愴”」
⑦3月13日(木)19時。ラルフ・ライケルト指揮N響。①モーツアルト「ピアノ協奏曲第21番」(P:パスカル・ロジェ)、②ブラームス「交響曲第1番」
⑧3月26日(水)19時。矢崎彦太郎指揮東京シティフィル。①スメタナ「モルダウ」、②モーツアルト「ヴァイオリン協奏曲第5番”トルコ風”」(Vn:米元響子)、③シベリウス「フィンランディア」、④ラヴェル「ボレロ」
以上8公演のうち是非聴きたいと思ったのは③1月30日のモーツアルト「ピアノ協奏曲第20番」です 言うまでもなく萩原麻未がピアノを弾くからです さっそく手帳で予定を確かめると、新国立オペラの「蝶々夫人」が入っていました。非常に残念です
次の候補は3月9日のシューマン「ピアノ協奏曲」です。これは演奏家というより演奏曲目が魅力です シューマンの「ピアノ協奏曲」大好きです。手帳を見ると、やはり新国立オペラの「死の都」のゲネプロ見学が入っています。無念です
毎年のことですが、本当に聴きたいコンサートは、すでに別のコンサートの予定が入っています。本当に皮肉なものです
第3候補は2月21日のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」です。これはオケとソリストに期待です。手帳で確かめると、やっと空いていました
第4候補は3月13日のモーツアルト「ピアノ協奏曲第21番」です。これはピアニストが魅力です。予定は空いています
ということで、涙をのんで第1候補の「日本フィル+萩原麻未」の公演と第2候補の東京フィルのシューマン「ピアノ協奏曲」の公演は諦め、新日本フィル室内楽シリーズと日程がダブっている3月26日の公演を除いた5公演のチケットを買いました
さて、第13回室内楽シリーズのラインアップは以下の通りです(会場はすべて東京文化会館小ホール)
①1月28日(火)19時。ピアノ三重奏の夕べ。①ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲”街の歌”」、②スーク「ピアノ三重奏曲」、③ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲”大公”」(P:田部京子、Vn:大谷康子、Vc:岡本侑也)
②2月13日(木)19時。弦楽四重奏曲の夕べ。①ハイドン「弦楽四重奏曲”ひばり”」、②ベートーヴェン「同”ラズモフスキー第3番」、③ドヴォルザーク「同”アメリカ”」(Vn:徳永二男、Vn:漆原朝子、Va:川崎和憲、Vc:毛利伯郎)
③3月11日(火)19時。ヴァイオリン&ピアノの夕べ。①モーツアルト「ヴァイオリンソナタK.304」、②ベートーヴェン「同”春”」、③R.シュトラウス「ヴァイオリンソナタ」、④エルンスト「6つの多声的練習曲第6番”夏の名残のバラ”」(Vn:周防亮介、P:清水和音)
手帳で予定を確かめると、何とラッキーなことに3日間とも空いています。すべて買いました
入場料はオーケストラが1回A席=3,800円、B席=2,800円、C席=1,800円。A席のみ8公演セット券26,000円(300組限定)もあります。一方、室内楽は1回3,000円です
昨日から一般発売が開始されました。東京都の助成金が出ていることで、上記のように通常のコンサートの半額程度の料金設定になっています。プログラムも「名曲」ぞろいです。クラシック音楽に普段馴染みのない方には絶好のチャンスです 東京芸術劇場は約2000席、東京文化会館小ホールは約650席です。とくにオーケストラ・シリーズの1/30日本フィル、、2/21新日本フィル、3/13NHK交響楽団と室内楽シリーズ2/13「弦楽四重奏の夕べ」、1/28「ピアノ三重奏の夕べ」を聴きたい人は早めにチケットの手配をしましょう。低料金のためかすべての公演が毎年、満員御礼です