14日(木)。昨日の朝日朝刊「東京」面に「体育館クラシック21年目~足立・柳原の商店街企画~豪華マツタケご飯、楽団にお礼」という記事が載っていました。記事を要約すると
「JR北千住駅から東に1キロ足らずの所にある『柳原商店街』は1993年から『柳原音楽祭』を開いており、今年21年目を迎えた うなぎ店「ゑびす屋」の店主・小倉氏が中心になって運営しているが、地元に設備の整ったホールがないので小中学校の体育館を借りている
きっかけは小倉氏が高校時代に聴いて感動した「新世界交響曲」である。これまで、地元の足立シティオーケストラ、桐朋学園オーケストラ、東京藝大管弦楽団、東京音大シンフォニーオーケストラなど13楽団が出演した
入場料は700円と破格の安さなので多くの人が集まるようになった コンサートは地元の人たちの手作りである。炊き出し、会場設営、観客の誘導、パンフレット配布など、すべて自前で行う。費用は商店街や地元の企業からの拠出金と区の補助金でまかなっている
楽団には謝礼が支払われるが、楽器の運送費などに消えてしまう
コンサート終了後の地元の人たちが作った”マツタケご飯”が心ばかりのお礼である
指揮者の高関健氏は『演奏会が続く秘訣は、マツタケご飯じゃないかな
』と語る」
この記事を読んで、すごく良い試みだなあと思いました。それは聴く側にとっても、演奏する側にとってもこの世に音大生が何人いるか知りませんが、4年間も大学で音楽を学ぶのですから、その成果を学内に留めていてはもったいないです。彼らは人に聴いてもらうために勉強・練習しているのではありませんか
さらに素晴らしいと思ったのは、彼らの試みに、商店街や地元の企業がお金を出して応援し、区も補助金を出して側面から支援していることです こういうのを本当の”文化活動”というのでしょう。このような企画がほかの地域にもたくさん広がると良いと思います
そうすれば、クラシック愛好家人口が拡大し、より多くの人がコンサートに通うようになり、それがオーケストラの収入源の安定化につながり、ひいてはコンサートの入場料金の低廉化に結び付くのではないか、というのが私の目論見です。ぼくってセコイかな
閑話休題
毎年使っている元の職場の「新聞手帳」2014年版が手に入ったので、さっそくコンサートの予定を書き込みました 現時点で判っているのは①新国立オペラ、②バッハ・コレギウム・ジャパン、③東京フィル文京シビックシリーズ、④東響サントリーシリーズ、⑤東響オペラシティシリーズ、⑥新日本フィル・トりフォニーシリーズ、⑦新日本フィル室内楽シリーズ、⑧都民芸術フェスティバル参加公演などですが、このたび大変な事実が明らかになりました
来年6月21日(土)午後2時から3つの公演が重なっているのです
一つは東響オペラシティシリーズ定期公演、二つ目は新日本フィル・トりフォニーシリーズ、三つ目は新国立オペラ「鹿鳴館」です。まだ7カ月以上も先のこととはいえ、何とかしないと2つのコンサートがオジャンになってしまいます
このうち東響オペラシティシリーズだけが振り替えが効かないので、これを21日に確定して、新日本フィルを前日の20日(金)に振り替え、新国立オペラを19日(木)に振り替えるのがベストだと思っています
新国立オペラの振替サービスは、すでに3回の限度のうち2回まで権利行使しているので、「鹿鳴館」が最後です。もし、6月より前のオペラ公演で権利行使すると6月公演は振り替えが効かなくなるので、綱渡りです
ここまで書いて、もっと深刻な事実に気が付きました 手帳に書き込んだコンサートのうち④東響サントリーシリーズと⑤東響オペラシティシリーズは手元にチケットがない、ということは、会員継続手続きをしただけで、まだ請求書さえ届いていないということです
いずれ払うことになるんだよな、合わせて約9万円也
これを払って、年を越せるんだろうか・・・・・・ああ無情
おお無謀