人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ラヴェル「左手のためのピアノ協奏曲」(千葉遥一郎)、コッコネン「チェロ協奏曲」(山根風仁)を聴く~東京藝大モーニング・コンサート / 髙木凛々子ヴァイオリン・リサイタルのチケットを取る

2019年02月15日 07時29分32秒 | 日記

15日(金)。昨日、上野公園を横切って東京藝大奏楽堂に行きましたが、桜が満開でした

 

     

 

言うまでもなく、寒桜です 上に出た2本の枝がリボンみたいでいいですネ

話は180度変わりますが、昨日はバレンタインデーでした 生チョコとシャンパンのセットをいただきました あとでゆっくりいただきます

 

     

 

ということで、わが家に来てから1596日目を迎え、飲食店やコンビニなどの従業員が食品を不衛生に扱う動画の投稿が後を絶たない というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     「賃金水準が低いから」と言う人がいるが 低賃金だからと何をやっても良いのか

 

         

 

昨日、夕食に「鶏モモ肉ソテー」「インゲンの胡麻和え」「シメジと水菜と白菜のプチ鍋」を作りました 「鶏モモ肉~」は弱火でじっくり焼いたので 皮パリパリ 肉ジューシーです

 

     

 

         

 

昨日、上野の東京藝大奏楽堂で第12回モーニング・コンサートを聴きました プログラムは①コッコネン「チェロ協奏曲」(Vc:山根風仁)、②ラヴェル「左手のためのピアノ協奏曲」(Pf:千葉遥一郎)で、管弦楽は藝大フィルハーモニア管弦楽団、指揮は山下一史です

 

     

 

全自由席です。1階11列13番、センターブロック左通路側を押さえました

オケはいつもの通り左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並び。コンマスは植村太郎です

1曲目はコッコネン「チェロ協奏曲」です この曲はフィンランドの作曲家ヨーナス・コッコネン(1921-1996)が1969年に作曲した作品です コッコネンはシベリウス・アカデミーでピアノを学びましたが、作曲は独学だったとのことです それでも1959年にはシベリウス・アカデミーの教授(作曲)に就任したと言いますから大した人です

第1楽章「モデラート・モッソ」、第2楽章「アレグレット」、第3楽章「アダージョ」、第4楽章「カデンツァ」、第5楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の5楽章から成ります

チェロを独奏する山根風仁(やまね ふうと)君は1996年高知県生まれで、現在藝大4年生。指揮の山下氏とともにステージに登場し中央でスタンバイします。山下氏のタクトで第1楽章が開始されます 全体を聴いた印象は、いかにも北欧の白夜を思い浮かべるような静謐で厳しい曲想です 山根君はその辺の空気感を良く出していました 滅多に演奏される機会のない作品を取り上げ、素晴らしい演奏を聴かせてくれたことに感謝します


     


2曲目はラヴェル「左手のためのピアノ協奏曲」です。この曲はモーリス・ラヴェル(1875‐1937)が1929年から翌30年にかけて作曲した単一楽章の作品です 第1次世界大戦で右腕を失ったオーストリアのピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインの依頼により作曲され、1931年11月27日に本人のピアノ演奏によりウィーンで初演されました ただし、ピアノ・パートが難しすぎてヴィトゲンシュタインが楽譜通りに弾かず勝手に演奏したため、ラヴェルとの関係が険悪になったということです それほどピアノ・パートが高度の技巧を要する作品だということです

ピアノのソロを弾く千葉遥一郎(ちば よういちろう)君は第85回日本音楽コンクール第2位受賞者で、現在藝大3年生です

山下氏の指揮で第1楽章が、オーケストラによる重量感のある長い序奏で開始されます そこへ千葉君の力強いピアノが入ってきます。ピアノとオケとの迫力ある丁々発止のやり取りが続き、カデンツァに入ります 千葉君の演奏は堂々たるもので、目をつぶって聴いていると、とても左手だけで演奏しているとは思えず、まるで両手で演奏しているように聴こえます これぞ「ラヴェル・マジック」でしょう ジャズのイディオムを取り入れた第2部では、エネルギッシュで力強い演奏が展開しました

厳しい選考試験を経てモーニング・コンサートに出演する学生のほとんどは学部4年生と大学院生で、学部3年生で選抜されて出演する学生は今年度は3人しかいません 千葉君はその中の一人です。将来が楽しみな逸材です

 

         

 

昨年6月14日の「藝大モーニング・コンサート」でメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」を個性豊かに演奏した髙木凛々子さんの「ヴァイオリン・リサイタル」のチケットを取りました 5月20日(月)午後7時から東京文化会館小ホールで開かれます。プログラムは①モーツアルト「ヴァイオリン・ソナタト長調K.301」、②ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第3番」、③フォーレ「ヴァイオリン・ソナタ第1番」です ピアノ伴奏は三又瑛子さんです

髙木凛々子さんは、私がここ数年聴いてきた「藝大モーニング・コンサート」出演者の中でダントツ1位の演奏者です その時の感想は6月15日の当ブログに書きましたので 興味のある方はご覧ください

 

     

 

 

2011年2月15日にtoraブログを始めてから今日で丸8年が経過しました この間、ブログ・アップを休止したのは身内の不幸があった3日間程度で、ほとんど毎日書き続けて参りました。8年間の集大成である本日現在のアクセス状況は以下の通りです(スマホでご覧の方は見にくいかも知れません。ごめんなさい)

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