人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

原田慶太桜 ✕ 伊藤恵 ✕ 新日本フィルで リスト「ピアノ協奏曲第1番」、ラフマニノフ「交響曲第2番」他を聴く ~ 都民芸術フェスティバル / METライブ「アドリアーナ・ルクヴルール」の指定を取る

2019年02月21日 07時21分57秒 | 日記

21日(木)。「あっ、ヤバい」と声を出してしまいました。昨日の新日本フィルのコンサートは19時開演とばかり思っていたのです 手帳にそう書いてあったので ところが念のためチケットを見たら14時開演となっているではありませんか 時間的には十分間に合ったので支障はなかったのですが、チケットを見なかったらコンサートは聴けず、チケット代も無駄にするところでした

私はチケットを買うとすぐに、手帳の「月間スケジュール」のページと「週別スケジュール」のページの両方と 居間の月別カレンダーに、コンサートの公演名と開演日時・会場を書き入れて忘れないようにしているのですが、時として今回のように時間を勘違いしたり会場を間違えるミスを犯すことがあります 自分では気を付けているつもりですが、どういうわけか年に何回かやっちまいます 今日から 朝出かける前にチケットを確かめることにしました 取りあえず今日の2枚(11時:東京藝大、19時:N響定期)は大丈夫です

という訳で、わが家に来てから今日で1602日目を迎え、米紙ニューヨークタイムズ(電子版)は19日、トランプ米大統領が元顧問弁護士マイケル・コーエン被告の捜査に介入しようとした疑いがあると報じた というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     疑惑のデパート トランプは自分に有利になるように恥も外聞もなく裏工作してる

 

         

 

昨日、夕食に「いり鶏」を作りました レシピにはシイタケが入っていませんでしたが、入れてみました。そしたら見た目が筑前煮になりました いいんです。美味しければ

 

     

 

         

 

METライブビューイング、チレア「アドリア―ナ・ルクヴルール」の座席指定を取りました 劇場は新宿ピカデリーで26日(火)午前10時からの部です。このオペラは初めて観ます。今から楽しみです

 

     

 

         

 

昨日、池袋の東京芸術劇場コンサートホールで新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートを聴きました これは2019都民芸術フェスティバル参加公演です。プログラムは①ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~第1幕への前奏曲、②リスト「ピアノ協奏曲第1番変ホ長調」、③ラフマニノフ「交響曲第2番ホ短調作品27」です ②のピアノ独奏は伊藤恵、指揮は原田慶太桜です

 

     

 

自席は2階LBA17番、左サイドのバルコニーの中央です 1階、2階席は埋っていますが、3階はかなり空いています。全体で8割くらいの入りでしょうか

オケは左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対向配置をとります コンマスは西江王子。対向配置で良かったのは、第2ヴァイオリンの篠原英和さんと松崎千鶴さんが正面に見えることです

1曲目はワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第1幕への前奏曲です この楽劇はリヒャルト・ワーグナー(1813-1883)が1862年から1867年にかけて作曲したもので、1868年6月にミュンヘン宮廷歌劇場でハンス・フォン・ビューローの指揮により初演されました 物語は実在の靴屋の親方であるマイスタージンガーのハンス・ザックス(1494-1576)を扱っており、彼の新しい民衆的な芸の理念がワルターによって実現するというストーリーです

原田氏の指揮で「前奏曲」の華やかで雄渾な音楽が展開します 芸劇のバルコニー席は言わばオーケストラに一番近い席なので、管楽器も弦楽器も打楽器も最大音量で迫ってきます。スカッとする演奏でした

2曲目はフランツ・リスト(1811‐1886)の「ピアノ協奏曲第1番変ホ長調」です この曲は1849年に作曲され、1852年2月17日にヴァイマルの宮廷演奏会でベルリオーズの指揮、リストのピアノで初演されました その後1853年と1856年に改訂され、出版されたのは1857年でした 第1楽章「アレグロ・マエストーソ」、第2楽章「クァジ・アダージョ」、第3楽章「アレグレット・ヴィヴァーチェ」、第4楽章「アレグロ・マルツィアーレ・アニマート」の4楽章から成りますが、切れ目なく演奏されます

白の鮮やかな衣装の伊藤恵さんが指揮者とともに登場、ピアノに向かいます この曲はトライアングルを使用するため、打楽器奏者が第1ヴァイオリン・山田容子さんの隣にスタンバイします。後方の定位置だとトライアングルはほとんど聴こえません 原田氏の指揮で力強い導入部の演奏に入ります 伊藤さんのピアノはスケールが大きくオケに負けません 原田氏はピアノにピタリとつけます 全体的に、華麗でダイナミックな演奏でした

会場いっぱいの拍手の中、ピアノの周りに3人の演奏者が集まりました 何が始まるんだろう?と思っていると、伊藤さんが「アンコールは(3人の演奏者への)たってのお願いによって、シューマンの『ピアノ四重奏曲』の第3楽章を演奏したいと思います」とアナウンスし、ヴァイオリン=西江辰郎、ヴィオラ=篠崎友美、チェロ=長谷川彰子、ピアノ=伊藤恵の4人により『ピアノ四重奏曲変ホ長調 作品47』(1842年作曲)の第3楽章「アンダンテ・カンタービレ」を演奏しました これがまた ロマンディックでしみじみと良い演奏でした 私はこれまでいろいろな形のアンコールを聴いてきましたが、オーケストラのアンコールで「ピアノ四重奏曲」を聴いたのは今回が初めてです 生のコンサートはいろいろな意味で何が起こるか分かりません それが良いところだとも言えます


     


プログラム後半はラフマニノフ「交響曲第2番ホ短調作品27」です この曲はセルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)が1907年に作曲した作品です 第1楽章「ラルゴ~アレグロ・モデラート」、第2楽章「アレグロ・モルト」、第3楽章「アダージョ」、第4楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の4楽章から成ります

原田氏の指揮で第1楽章の長大な導入部の演奏に入ります どこか懐かしいメロディーに惹かれます 森明子さんのイングリッシュホルンが素晴らしい 楽章最後のティンパニの強打の一音が強烈でした 第2楽章は総力を挙げてアグレッシブなスケルツォが展開します 第3楽章では中舘荘志氏のクラリネット、鈴木悠紀子さんのバス・クラリネットの演奏が素晴らしく、弦楽セクションのアンサンブルが美しい 第4楽章は喜びに満ちた音楽が躍動感あふれる演奏で展開します フル・オーケストラによる熱い演奏でした

原田慶太楼 ✕ 新日本フィルはアンコールにラフマニノフの「ヴォカリーズ」を演奏、聴衆のクールダウンを図りました

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