18日(日)。お盆休みで約1週間自宅に滞在していた息子が昨日午後、山形県鶴岡市に向けて旅立ちました この間、息子がほとんど毎日 美味しい夕食を作ってくれたので本当に助かりました 明日から仕事が再開されますが、鶴岡も相当暑いようなので健康に留意して頑張ってほしいと思います という訳で高校野球3回戦は東京の関東第一ではなく鶴岡東を応援しました 残念ながら負けてしまいましたが
ということで、わが家に来てから今日で1600日目を迎え、米紙ワシントン・ポストは トランプ米大統領が周辺に、天然資源が豊富なデンマーク領グリーンランドを「買えないか?」と発言したと報じた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
貿易を通り越して領土を買収しようというトランプは 正常の頭の持ち主ではない
三省堂編修所編「三省堂ポケット 故事成語辞典 プレミアム版」を読み終わりました 「えっ、辞典は引くもんじゃないの」という声が聞こえてきそうですが、辞典は引いて意味を調べるほかに 読む楽しみもあります あなたは中高生の時、先生から「辞書を読みなさい」と言われませんでしたか
この辞典は日常生活で使用頻度の高い故事成語を約1700句選び出し、漢字仮名交じりの形で掲げた上で、読みの五十音順に配列したものです 「意味」のほか「出典」「類句」などを紹介しています
この中には、個人的に あまり意味を理解しないまま使っていたり、意味を間違ったまま覚えているものがあります 自省を込めて それらをいくつかご紹介しようと思います
①換骨奪胎(かんこつだったい)
【意味】古人の詩文の発想形式や内容などを踏襲しながら、独自の作品を作り上げる。古いものに手を入れて作りかえたり、他人の作品を焼き直したりする意にも用いる。【注】意味を変えないで言葉を換えるのを「換骨」、意味を少し変えるのを「奪胎」という。【出典】「冷斎夜話」より。
②捲土重来(けんどちょうらい)
【意味】一度敗れたものが、再び勢力を盛り返して攻めてくること。【注】「けんどじゅうらい」ともいう。「捲土」は土埃りを上げること。【出典】杜牧の詩「題鳥江亭」より。
③胡蝶の夢(こちょうのゆめ)
【意味】夢と現実とが判然としないたとえ。物と自分とが混然となった忘我の境地。万物一体の心境。この世の生のはかないたとえ。【注】荘子が、蝶となり百年を花上に遊んだ夢を見て目覚めたが、自分が夢で蝶となったのか、蝶が夢見て今自分になっているのかと疑った故事による。【出典】「荘子 斉物論」より。【類句】荘周の夢。
④塞翁が馬(さいおうがうま)
【意味】人間の禍福は変転し定まりのないものだから、一喜一憂してもあまり意味がないこと。また、最初は悪いことでも、そのためにかえって良いことになりうるし、また、その逆もあるというたとえ。【注】昔、塞翁(=国境の砦近くに住む老人)の馬が隣国に逃げてしまったが、名馬を連れて帰ってきた。老人の子がその馬に乗っていて落馬し足を折ったが、おかげで隣国との戦乱の際にも兵役を免れて無事であったという話から。【出典】「准南子 人間訓」より。【類句】人間万事塞翁が馬。禍福は糾える縄の如し。
⑤四面楚歌(しめんそか)
【意味】まわりが敵や反対者ばかりで、味方のないこと。孤立無援。【注】漢の劉邦の軍に追い詰められて城に立てこもった楚の項羽が、四方を囲んだ漢軍の中に故郷の楚の歌を聞き、楚は既に漢にくだったのかと嘆いた故事から。【出典】「史記 項羽本記」より。
⑥人口に膾炙す(じんこうにかいしゃす)
【意味】詩文などが、広く人々の口にのぼって、もてはやされること。また、よく知られること。【注】膾(なます)や炙(あぶった肉)が多くの人に賞味されることから。【出典】「周朴詩集序」より。
⑦青天の霹靂(せいてんのへきれき)
【意味】突然の大事件。人を驚かす、予期せぬ変動。【注】「霹靂」はかみなり。原義は、青空に雷鳴をとどろかすような筆つかいを表現したもの。【出典】陸游の詩より。
⑧切歯扼腕(せっしやくわん)
【意味】歯ぎしりし腕を握りしめて、悔しがったり、怒ったり、残念がったりすること。【注】「切歯」は歯ぎしりすること。「扼腕」は左手で右腕を握りしめること。いずれも興奮した様子をいう。【出典】「史記 刺客伝」より。
⑨天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)
【意味】天網は一見すると目が粗いようだが、悪人を漏らさず捕らえる。天道は厳正で、悪事をはたらいたものには必ずその報いがある。悪は必ず滅び、善は必ず栄えること。【出典】「老子」より。
⑩日暮れて道遠し(ひくれてみちとおし)
【意味】年を取ってしまったのに為すべきことがたくさんあって、目的に達するには程遠いことのたとえ。期限は迫ったのに、事が完成するまでには程遠いことのたとえ。【注】楚に攻め込んだ呉の伍子胥は、かねての恨みを晴らすため、父兄の仇である平王の墓を暴き、その死骸を鞭で三百回打った。これを人づてにたしなめられたときに言った言葉。道のりはまだ遠い、だから世のやり方に逆らってまで無理を通そうとしたのだと答えたのである。【出典】「史記 伍子胥伝」より。
まだまだありますが、挙げて行ったらキリがないのでこの辺にしておきます
先日toraブログでご紹介した「実用ことわざ新辞典」(高橋書店)とともにブログを執筆するうえでの武器にしたいと思います