27日(火)。昨日、自転車を粗大ごみに出しました 毎日最低8000歩 歩くことを目標にしてから自転車に乗る機会がめっきり減り、この1年間は一度も乗りませんでした
マンションの自転車置き場には私と娘の自転車を1台ずつ駐輪していましたが、1台につき1か月500円、2台で年間12000円も駐輪料金がかかるのでバカになりません
そこで、私のママチャリだけ手放すことにしました。コンビニで豊島区の粗大ごみシールを800円分買ってきて自転車に貼りました。20年以上使用し、パンクは数え切れず、ブレーキのワイヤは3回以上切れて取り替えたので、もうお役御免です。よく働いてくれました
ということで、わが家に来てから今日で1609日目を迎え、米中貿易摩擦をめぐる制裁措置の応酬を受け、26日の金融相場は円高と株安が進み、日経平均株価は前日比449円87銭安の20261円となった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプのひと言に左右されるトランポリン相場を止めるのは 習近辺の誰かか?
昨日、夕食に「ハッシュドビーフ」と「生野菜サラダ」を作りました ハッシュドビーフは久しぶりに作りましたが、美味しくてお代わりしました
昨日の朝日新聞朝刊・総合面に「『壁』崩壊30年 響く第九」の見出しによる記事が載っていました 超訳すると、
「ベルリン・フィルが24日夜、ベルリン市中心部のブランデンブルク門前の特設会場で野外公演を開き、ベートーヴェンの交響曲第9番を演奏した 今年は東西冷戦の象徴となった『ベルリンの壁』崩壊から30年。崩壊直後にも『第九』の演奏があった。この日は約2万人の市民が耳を傾けた
ベルリン・フィルは、17年ぶりに首席指揮者が交代。新任のロシア出身、キリル・ぺトレンコ氏がライトアップされた門の前で指揮した
」
上の記事の中で、「崩壊直後にも『第九』の演奏があった」と書かれていますが、1989年11月のベルリンの壁崩壊を記念して、その1カ月後の12月25日にベルリンのシャウシュピールハウス(現コンツェルトハウス)で演奏されたのが、アメリカのレナード・バーンスタインが旧西ドイツのバイエルン放送交響楽団をメインに、旧東ドイツ(シュターツカペレ・ドレスデン)、アメリカ(ニューヨーク・フィルハーモニック)、ソ連(レニングラード・キーロフ劇場管弦楽団)、英国(ロンドン交響楽団)、フランス(パリ管弦楽団)の6つのオーケストラのメンバーから成る混成オケを指揮したコンサートです 残念ながらベルリン・フィルからは誰も参加していません
その時の演奏はドイツ・グラモフォンからライブ録音CDとして発売されました
私は輸入盤を3000円で買いましたが、CDジャケットの右上にはベルリンの壁の一部の石片が収められています
このライブ録音では、第4楽章の合唱部分が「歓喜」という歌詞を「自由」に置き換えて歌われています 指揮者はバーンスタイン。言うまでもなく熱い演奏が繰り広げられていますが、この時、彼は肺がんに侵されていたといいます
昨日池袋の新文芸坐でスティーブン・スピルバーグ監督による「E.T.」と「ジョーズ」の2本立てを観ました
「E.T」は1982年製作アメリカ映画(115分)です
アメリカの とある森に地球の植物を調査するため宇宙船が飛来する。人間たちの追跡が迫り、宇宙船は逃げるように飛び去るが、その時一人の異星人が取り残されてしまう 森のそばに暮らす少年エリオットは、その異星人と出会い家に匿う。兄と妹を巻き込んでE.T.と名付けた異星人と交流を深めていくが、地球人の言葉を理解するようになったE.T.は自分の生まれた星に帰りたいと言う
E.T.はゲーム機やがらくたを集めて宇宙との通信器を作り、迎えに来るよう発信するが、なかなか迎えが来ない
そのうち異星人に興味を持つ科学者たちに見つかり捕獲されてしまう。一度は命が尽きるが、宇宙との通信が通じ復活する
そして迎えに来た宇宙船に乗って飛び去っていく
この映画を初めて観たのは、日本でのロードショー公開時だったので、今から35年以上も前のことでした 今回 映画を観ながら「ああ、こういうストーリーだったんだな」と思い出していました
まさに大人も子供も感動するSFファンタジーです
ラスト近くで、パトカーに追われながら森を目指すエリオットたちの自転車が、E.T.を籠に載せたまま空に舞い上がるシーンでは 思わず拍手をしたくなります
そのシーンに深みを与えているのは、ジョン・ウィリアムズの音楽です
このシーンに限らず、彼は感動的な音楽を付けています
電話機が通信手段だと知ったE.T.が指で空を指してエリオットに「 E.T. home phone 」と言いますが、その後テレビで放映された「E.T.」では「 E.T. おうち 帰る 」と訳されていました このセリフ、当時はやったように思います
「ジョーズ」は1975年製作アメリカ映画(124分)です
海水浴客でにぎわう夏の海に突如として巨大な人食いザメが出現し、若い女性が無残に食い殺される 警察署長のブロディ(ロイ・シャイダー)は海水浴場の閉鎖を訴えるが、町の財政は夏の観光で成り立っているため、意見を聞き入れてもらうことができない
すると、第2、第3の犠牲者が発生し、町はたちまちパニックに陥る
ブロディは若き海洋学者のフーパー(リチャード・ドレイファス)と 荒くれ者の地元の漁師クイント(ロバート・ショウ)とともに、独断でサメ退治に乗り出す
しかし、サメは彼らが予想していたよりもはるかに巨大で力が強く、3人はサメと死闘を繰り広げることになる
この映画は、製作当時 弱冠27歳だったスピルバーグが、ピーター・ベンチュリ―の同名小説を映画化し、大ヒットを記録したパニック映画です
この映画が怖いのは、なかなか姿を現さないサメの存在と、サメが近づくことを暗示する重低音の音楽です おそらくコントラバスによる音だと思いますが、小さな音からだんだん大きくなって、いきなり牙を剥きだした巨大なサメが目の前に現れます
この音と映像との相乗効果が怖いのです
この手の映画は、屋内のプールでミニチュアを使った特殊撮影でお茶を濁すケースが多いようですが、この「ジョーズ」は、設定どおりの大きさのサメを作って海に沈め、俳優たちと実際に格闘させ、それをもう1隻の船から撮影するという前代未聞のロケーション撮影を行ったそうです それが、リアルで迫力ある映像に結実しているということです
今回観た2本の映画は、監督としてのスティーブン・スピルバーグの凄さと、映画音楽のスペシャリストとしてのジョン・ウィリアムズの凄さを再認識させられた作品だったと言えます