人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

現在の日韓関係の中で語る指揮者チョン・ミュンフンの言葉 ~ 音楽家はもっと社会に関心を持ち参加するべし

2019年11月06日 07時55分26秒 | 日記

6日(水)。昨日朝、体温を測ったら36.0度でした。前日までは低くて37度台、高くて39度台だったので、まさに平熱に戻った瞬間でした それでも経験上油断はできません 最初に診療時間の30分前に近所の0内科に行き、並びました。2番目でした。診断の結果、インフルエンザではないことが判明し一安心しました 4種類の薬の処方箋が出されました。調剤薬局で薬を受け取り、すぐ近くのT耳鼻科に行きました。ここに行くのは19年ぶりです。なぜ分かるかと言えば、2000年4月15日の診察券があったからです 診察室に呼ばれて入って行くと、懐かしい顔が現われました。「以前も歳を取ってたけど、それに輪をかけて歳取ったなあ」と思いました 「お久しぶりです。19年ぶりです」とあいさつすると、「そんなになるかなあ、Sさん(私のこと)が来ないとクラシック談義をする相手がいないから寂しかったよ」と泣けるようなお言葉に続いて、「年寄りで暇なもんだから、毎朝5時から6時までBS放送で『クラシック音楽館』ていう番組をやってるんだけど、それを聴いているよ 有名な作曲家以外にも随分多くの作曲家がいるんだねえ わたしはモーツアルトとか、ショパンとか、ベートーヴェンとか、せいぜい10人ぐらいしか知らないよ。モーツアルトって35年の生涯で随分多くの音楽を書いたんだねえ。あれは天才だ」と、留まるところを知りません いつまでも話を聞いているわけにはいかないので、私は心を鬼にして「先週金曜日から風邪を引いて高熱が出て、昨日まで4日間その状態が続いていた。右の耳の奥が痛み、さらに後頭部全体が痛む」と伝えると、右耳の奧をチェックし「大したことないな」と言い、なぜか喉に薬を塗り、痛み止めの薬を出してくれました。(えーと、診療と薬の処方は別の機関でなければならないのではなかったでしょうか?個人経営はいいんでしたっけ?)。「薬が切れたらまた来院するように」と言われましたが、また”クラシック談義”がしたいんだな、と思いました。先生、行きますよ。こっちも暇だから

ということで、わが家に来てから今日で1864日目を迎え、米トランプ大統領は「金がかかる」「一方的だ」として、地球温暖化防止のための国際枠組み「パリ協定」から離脱すると表明したというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       こんなやつを大統領にしておくと 世界の自然災害は加速・巨大化する一方だ!

 

         

 

昨日の朝日朝刊に「隣人・韓国からの視線① 音楽で結ばれた友情 変わらない ~ 指揮者 チョン・ミュンフンさん」が掲載されていました 超訳すると、

「チョン氏は東京フィルと18年に及ぶ蜜月を築く。アジア各国の若者を束ねるアジア・フィルハーモニー管弦楽団を1997年に創設し、北朝鮮と韓国の楽員を一緒に演奏させるという夢の実現に向けたプロジェクトにも心血を注ぐ (日韓の現在の関係性については)『同じ分断の問題でも、たった一人の男が劇的に国を変えてしまった米国とは違い、日韓の現在の特殊な緊張関係には、絶対に克服しなければならない難しい歴史的背景がある。未来の人々に”あれはたいしたことじゃなかった”と笑って振り返ってもらえるよう、私たちの友情を素晴らしい音楽の形に実らせ、世界的に示し続けることが私の使命だと思っている』。(歴史の負の連鎖に次の世代を巻き込まないために私たちに今できることは)『ひとりひとりが個人的な友情を継続させ、互いの声を真摯に聞き合うことに尽きる。国が一方的に壁を作り、人々が出合う機会を失わせている現在の状況は大変危険だ。あれほど自国の自由を誇りにしていた米国からこうした動きが始まったことに、大変失望している』。『今のクラシックの音楽家たちが、練習、本番という忙しいサイクルの中に閉じてしまっていることに不満がある。私たちは芸術という、何にも増して強く深く人を結ぶことのできる力を手にしている。ゆえにもっと社会にもっと関心を持ち、いま世界で起きていることに参加する責任があると思う』。『私は決して悲観論的ではない。実際、合理的な思考を持ったある種の人々は、良い関係を築いた方がいいと本心では思っているはず。今こそ大局を見つめねばならない。過去は過去。私たちは未来のために、ともに音楽をつくっているのだ』

10月に韓国で開かれたアジア・フィル公演には、台風の影響で日本人が参加出きなかったとのことで残念でした チョン・ミュンフン指揮アジア・フィルの来日公演は来日するたびにサントリーホールに聴きに行きましたが、若さと情熱に溢れる演奏でいつも感動して帰ってきました 何よりも印象的だったのは、男女とも全員がパンツルックで統一されていたことです。そのカッコいいこと 日本のオケもこうすれば良いのにと思ったほどです

チョン氏の「音楽家は、社会にもっと関心を持ち、いま世界で起きていることに参加する責任がある」という言葉を、音楽家の皆さんはどう受け止めるでしょう

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