11日(月)。わが家に来てから今日で1869日目を迎え、最近の世界情勢について感想を述べるモコタロです
今朝はトランプ・スキャンダルのニュースがないよ 1年のうち何日もない日だね
昨日は「東京・春・音楽祭2020」の先行予約開始第1弾でした 朝10時からWEBサイトで受け付け開始なので30分前に一度、繋がることを確認し、5分前に再度アクセスするともう繋がりません
10時ちょうどから何度かアクセスしましたが、まったく繋がらなくなってしまいました
ツイッターで「繋がらない」とつぶやくと、いいね
が2つきました。同じように困っている人がいるんだな、と思いちょっと安心しました
11時半頃にやっと公式ツイッターで「現在繋がりにくい状況になっている」とコメントが出ました。対応が遅すぎます
こちらは「エラー」と表示が出ていたので「システム・エラー」と思っていました
午後3時から上野でコンサートがあるので2時には家を出たいと思って、それまで何度もアクセスしましたが、結局2時までには繋がらなかったので諦めて上野に向かいました
最近5年以上、東京春祭の先行販売でオペラのチケットを取っていますが、昨年まではもっと早くスムーズに繋がっていました
これほどひどい状況は初めてです
コンサート終了後、家に帰ってやっとサイトに繋がったのは午後6時頃でした。しかし、思った通り、すでに条件の良い席はすでに取られていて、ろくな席が残っていませんでした
ということで、来年4月2日(木)午後3時から東京文化会館大ホールで開かれる東京春祭ワーグナー・シリーズVol.11「トリスタンとイゾルデ」のA席を取りました 昨年までは1階R席の通路側が取れたのですが、今回は通路から入ったど真ん中です
東京文化会館の座席は狭くて窮屈なので嫌いなのですが仕方ありません
昨日、東京藝大奏楽堂で、東京藝大うたシリーズ2019「ウィーン 愛の物語 ~ ウィーンを歌う、ウィーンは謳う」を聴きました プログラムは第1部「多彩なリートを訪ねて」~モーツアルト、シューベルト、ヴォルフ、マーラー、シェーンベルク、ベルク、コルンゴルトの歌曲、第2部「華麗なオペレッタの世界」~レハール:オペレッタ「微笑みの国」より、同:オペレッタ「メリー・ウィドウ」より、J.シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」より~という2部構成から成ります
ピアノ伴奏は山口佳代、居福健太郎、三ツ石潤司の3人が役割分担します
全席自由です。1階15列27番、右ブロック左から3つ目の席を押さえました 同じ午後3時から始まる令和天皇の即位に伴う天皇・皇后両陛下のパレード「祝賀御列の儀」を観ない約1000人の聴衆が集まりました
第1部「多彩なリートを訪ねて」は以下の順番で歌われました
①モーツアルト「おいで、いとしいツィターよ K.351/367b」、「クローエに K.524」(テノール=櫻田亮)
②シューベルト「春に D.882」、「小人 D.771」(メゾ・ソプラノ=手嶋眞佐子)
③ヴォルフ「ミケランジェロの詩による3つの歌曲」より「私の魂は感じとるだろうか」、「私はしばしば思う」(バリトン=甲斐栄次郎)
④マーラー「少年の不思議な角笛」より「ラインの伝説」、「トランペットが美しく鳴り響くところ」(ソプラノ=平松英子)
⑤シェーンベルク「4つの歌」より「期待」、「あなたの金色の櫛を私にください」(ソプラノ=菅英三子)
⑥ベルク「7つの初期の歌」より「ナイチンゲール」(ソプラノ=浜田理恵)
⑦コルンゴルト「6つの素朴な歌」より「マツユキソウ」(テノール=吉田浩之)
前半の7曲の中では、ベルクを歌った浜田理恵が豊かな声量と抜群の歌唱力で聴衆を圧倒しました 彼女の歌で会場の空気が一変しました
男性陣ではバッハ・コレギウム・ジャパンでお馴染みの櫻田亮が透明感のあるテノールで聴衆を魅了しました
また新国立オペラでもお馴染みの甲斐栄次郎が圧倒的な迫力と説得力で迫ってきました
プログラム後半は第2部「華麗なオペレッタの世界」です 最初にレハール:オペレッタ「微笑みの国」よりスー・ホン殿下の「私の心はすべて君のもの」を櫻田亮が情熱的に歌い上げました
次いでレハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」よりハンナの「ヴィリアの歌」を浜田理恵が歌いましたが、力強くも叙情に満ちた美しい歌唱でした ダニロ役の萩原潤が加わり「唇は寒し」をデュエットしましたが、萩原潤が浜田理恵に負けて堪るかとばかりに熱唱し、二人そろってブラボーと拍手の嵐を浴びました
最後はJ.シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」より抜粋です ロザリンデ=佐々木典子(ソプラノ)、アデーレ=小玉友里花(ソプラノ)、オルロフスキー=手嶋眞佐子(メゾ・ソプラノ)、アルフレート=吉田浩之(テノール)、アイゼンシュタイン=萩原潤(バリトン)、ファルケ/ウランク=福島明也というキャストです
最初に居福健太郎と三ツ石潤司のピアノ連弾により「序曲」が鮮やかに演奏されました もう一人のピアニスト山口佳代が譜めくりを務めましたが、その機敏な動きに目が点になりました
最初にアデーレ役の小玉友里花が「侯爵さま、あなたに教えましょうか?」をコケティッシュに歌い、ファルケ役の福島明也とアイゼンシュタイン役の萩原潤が「ついてきたまえ、踊りに行こう!」を日本語で歌いながら踊り、楽しい雰囲気を醸し出しました 次いでロザリンデ役の佐々木典子とアデーレ、アイゼンシュタインの3人で「一人になるのね、もう明日から」を悲しく、そして楽しく歌い踊りました
すると今度はオルロフスキー役の手嶋眞佐子が「僕が呼び招くお客たちは」を歌い出し、アルフレード役の吉田浩之とロザリンデ、フランクの3人で「グラスをあげて、飲み干せ酒を」を賑やかに歌い上げました
次いでロザリンデ役の佐々木典子が「チャールダーシュ」を熱唱、最後は全員で「乾杯の歌」を合唱し華やかに幕を閉じました
彼らの手にワイン・グラスがなかったのがちょっぴり残念でしたが、そこは全員のパワーで押し切りました
予想以上に楽しいコンサートでした。これで2,000円は超格安です