20日(水)。わが家に来てから今日で1878日目を迎え、トランプ米大統領がツイッターで金正恩朝鮮労働党委員長に「すぐに会おう」と呼びかけたことについて、北朝鮮の金桂寛・元外務省第1次官は18日、「我々は無益な会談には興味を持たない」とする談話を発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
1年後に選挙を控えているトランプが 選挙のない北朝鮮に 足元を見られているな
昨日の夕食は、サバの塩焼き、真鯛の刺身、アサリの味噌汁にしました 肉好きの娘ですが、週に1度は魚料理にしたいと思います
12月6日(金)午後7時から池袋の東京芸術劇場コンサートホールで開かれる「東京芸術劇場 presents マーラー『交響曲 第3番 ニ短調』」のチケットを取りました これは6月の発売開始時から聴こうか聴くまいか迷っていたコンサートですが、やはりマーラー「第3番」が聴きたいという気持ちを抑え切れず、遅ればせながらチケットを取りました 幸い希望の3階B席が残っていたので躊躇なく押さえました
N響から会員特典CDと来年のカレンダーが届きました 特典CDはブロムシュテット指揮によるベートーヴェン「交響曲第4番変ロ長調作品60」です これは2018年4月20日にNHKホールで収録された第1883回定期演奏会のライブ録音です
カレンダーはヤルヴィや楽器などを月別に紹介しています
昨日、神楽坂のギンレイホールで「長いお別れ」と「洗骨」の2本立てを観ました
「長いお別れ」は中島京子原作による同名小説を中野量太監督が2019年に映画化した作品(127分)です
父・昇平(山崎努)の70歳の誕生日で久しぶりに集まった娘たちは、中学の校長も務めた厳格な父が認知症になったという事実を告げられる 日を追うごとに家族との記憶を失っていく昇平の様子に戸惑いながらも、妻・曜子(松原智恵子)、アメリカ在住の長女・麻里(竹内結子)、フードコーディネーターの次女・芙美(蒼井優)は、それぞれが向き合う中で、自分自身を見つめ直していく
この作品は最初に中島京子の原作を読んで、面白そうだと思ったので観た映画です 原作のストーリーと 本を読んでの感想は今年7月27日付の当ブログに書きましたので、興味のある方はご覧ください
「長いお別れ」というタイトルは、映画の最後のシーンで、麻里の長男・崇が学校をさぼって校長室に呼ばれた時に、校長から「何でもいいから君のことを話してごらん」と言われて、「祖父が死にました。7年前から記憶がだんだん無くなっていく病気でした」と語ると、校長が「それはLong Goodbyだね。認知症をそう呼ぶんだよ」と教えるところから来ています。レイモンド・チャンドラーの小説のタイトル以外にも特別の意味があったのですね
昇平が孫の崇に「最近ね、すべてが遠いんだよ。みんなが遠いんだ」と語ると、崇は「それは悲しいことだね」と応えます。この会話こそ「認知症=長いお別れ」の本質を語った言葉だと思います
「洗骨」は照屋年之監督による2018年制作映画(111分)です
「洗骨」とは沖縄諸島の西に位置する栗国島などに残っているとされる風習で、人が死ぬと火葬も土葬もせず、桶に納めたまま島の西側に位置する「あの世」の洞窟に納めておき、数年後に桶を開けて骨を洗い、風葬して初めて「この世」と別れを告げるというものです
沖縄の離島、栗国島・栗国村に住む新城家では、長男の新城剛(筒井道隆)が、母・恵美子(筒井真理子)の洗骨のため4年ぶりに故郷に帰ってくる 実家には剛の父・信綱(奥田英二)が一人で住んでいるが、生活は荒れ放題で、止めたはずの酒も隠れて飲んでいる そこへ名古屋で美容師として働いている長女・優子(水崎綾女)が帰ってくるが、今にも赤ん坊が生まれそうな身体つきに、家族は動揺を隠せない しかし、そこへ彼女の相手の美容室の店長・神山(Qちゃん)が優子との結婚を求めて訪ねてくる 彼らはそろって島の西側の「あの世」に行き、洗骨の儀式をする。そこで急に優子が産気づき、周囲の者が慌てる
この映画の監督を務めた照屋年之は、「ガレージセール」のゴリの本名だそうで、ビックリしました ゴリらしく、深刻なテーマの中にもユーモアの溢れるシーンが随所に盛り込まれていて笑いを誘います
この映画を観終わって思ったのは、最後の赤ん坊の出産シーンがなければこの映画の意味はない、ということです 「死にまつわる儀式の最中に、新たな生命が生まれる」。つまり、これは輪廻転生を描いた作品だからです