人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ピエール・ルメートル著「監禁面接」を読む / 中山七里「静おばあちゃんと要介護探偵」、ジェフリー・ディーヴァ―「オクトーバー・リスト」、森達也「FAKEな日本」他を買う

2021年03月25日 07時19分13秒 | 日記

25日(木)。わが家に来てから今日で2266日目を迎え、東電の柏崎刈羽原子力発電所でテロ対策として設けた監視装置の故障を長らく放置していたことに対し、原子力規制委員会は24日、東京電力ホールディングスに対して、原子炉等規制法に基づき、再稼働に必要な核燃料の移動や装填を禁じる行政処分の是正措置命令を出す方針を決めた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     もし原発でテロがあったら日本は終わりだという危機意識がない  恐るべき事態だ

 

         

 

昨日、夕食に「チキンステーキ」と「チンゲン菜の中華スープ」を作りました お酒はやっぱりワインですね

 

     

 

         

 

ピエール・ルメートル著「監禁面接」(文春文庫)を読み終わりました 著者のピエール・ルメートルは1951年 パリ生まれ。2006年に、カミーユ・ヴェルーヴェン警部3部作の第1作「悲しみのイレーヌ」でデビュー 同第2作「その女アレックス」でイギリス推理作家協会賞を受賞 「天国でまた会おう」でフランスを代表する文学賞ゴング―ル賞を受賞、映画化もされました その後、カミーユ警部シリーズ完結編「傷だらけのカミーユ」で再度 イギリス推理作家協会賞を受賞しています

 

     

 

主人公のアラン・デランブルは失業4年目の57歳。妻ニコルとマチルドとリュシーという成人した2人の娘がいる アランは再就職もできず医薬品物流会社のアルバイトで糊口をしのぎながら就職活動を続けていたが、一流企業の採用最終試験に残ったという朗報が届く その試験とは、BLCコンサルティング社が企画したもので、就職先企業であるエクシャル・ヨーロッパ社の重役会議を武装集団(偽物)に襲撃させて、重役たちの反応を見て的確な人物評価を導くという奇想天外な内容だった アランは悩みながらも、借金までして面接に有利になる情報を集めるなど涙ぐましい準備を重ね、偽物の武装集団を操って芝居を遂行すべく試験に臨もうとする しかし、実は最終試験は形式的なもので採用者はアランではなく、最初から別の人物に決まっていたことが判明する 復讐心に燃えるアランは一大決心をして大きな賭けに出る 果たしてアランの運命は如何に

本書は、アランが語る「そのまえ」で始まり、試験の企画・進行を担う警備保障会社のフォンタナ社長が語る「そのとき」に受け継がれ、再びアランが語る「そのあと」で締める三部構成になっています これまでのルメートルの作品以上に、ストーリーが次から次へと二転三転して、まったく先が読めない展開が待ち受けています 読みながら「愛する家族がいるのに、なんでそこまでやる必要があるのか」と、アランを止めたくなったことが何度もありました ハラハラドキドキの連続でした

本文だけで480ページの大作ですが、面白いので時間が経つもの忘れて夢中で読みました。一気読みをお勧めします

 

        

 

そろそろ手元の本がなくなるので、新たに5冊買いました 1冊目は中山七里著「静おばあちゃんと要介護探偵」(文春文庫)です 中山七里の作品に”はずれ”はありません

 

     

 

2冊目はジェフリー・ディーヴァ―著「オクトーバー・リスト」(文春文庫)です 「第36章から始まり、第35章、第34章・・・と第1章に向けてカウントダウンしていく」小説らしいですが、いったいどんなストーリーか気になります

 

     

 

3冊目は森達也著「FAKEな日本」(角川文庫)です ご存知、ドキュメンタリー映画の監督でお馴染みの筆者による作品です 2019年の「 i  新聞記者ドキュメント」は大きな話題になりました

 

     

 

4冊目は歌野唱午著「名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート」(角川文庫)です 「葉桜の季節に君を想うということ」(2003年刊)を読んで以来、気になる作家です

 

     

 

5冊目は橋本治著「草薙の剣」(新潮文庫)です 彼の本をまともに読むのはこれが初めてかもしれません

 

     

 

いずれも、読み終わり次第、当ブログでご紹介していきます

 

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