人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

石上真由子、NHKクラシック音楽館に出演 / 新日本フィル「室内楽シリーズ」のチケットを取る ~ マルコス・ペレス・ミランダ、村松裕子、澤田和慶プロデュース編 / 「イカゲーム」を観終わる

2021年10月25日 18時36分44秒 | 日記

25日(月)。わが家に来てから今日で2480日目を迎え、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は23日、適切な食事や睡眠など生活習慣にも言及した家庭内教育のあり方を定めた「家庭教育促進法」を可決した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     どうやら習近平政権は 国民の生活に徹底的に口出ししないと 気が済まないようだ

 

         

 

夕食はいただきものの「ローストビーフ」と「生野菜サラダ」「卵スープ」にしました ローストビーフは柔らかくて美味しかったです まだ肋骨にひびが入っている状態なので、ワインが飲めないのが残念です

 

     

 

         

 

昨日午後9時からのNHK-Eテレ「クラシック音楽館」に昨日のコンサートでメンデルスゾーンのニ短調のコンチェルトを演奏した石上真由子さんが出演しました 番組のテーマは「いま届けたい音楽 コロナと闘うすべての人たちに音楽のエール」です 演奏前の鈴木優人氏とのトークで石上さんは「コロナ禍の中、自分は医師の免許を持っているのに それが生かせないでいることに忸怩たる思いを抱く時期がありました    特にイタリアなどでは医師が不足していて医学生まで駆り出されるような状況にあった時には、その思いを強くしました」と語っていました。医師とヴァイオリニストという2つの才能を持つ石上さんならではの悩みです その後、石上真由子 ✕鈴木優人によりシューマン夫妻の「森の情景」作品82から第7曲「予言の鳥」と、同「3つのロマンス」作品22から第1曲が演奏されましたが、ファンタジックでロマンに満ちた演奏でした

ところで、石上さんが着用していた黒をベースに女性のイラストを大胆に配した鮮やかな衣装は観た覚えがあります そう、あの読響「三大協奏曲」公演でメンデルスゾーンのホ短調のコンチェルトを弾いた時の勝負衣装です 真由子お姉さん、おしゃれ~

番組では、N響を今年3月で退団したのにまだ首席ホルン奏者に君臨している福川伸陽がオルガンの鈴木優人の伴奏でブルックナーの「交響曲第7番」の「アダージョ」を演奏しましたが、曲のエッセンスを凝縮したような素晴らしい演奏でした さすがはN響の枠に収まりきれない才能と実力の持ち主だと思いました

 

     

 

         

 

定期会員先行発売で新日本フィル「室内楽シリーズ~楽員プロデューサー編」のチケットを3枚とりました

①1月25日(火)第146回「コールリッジ=テイラー探訪をご一緒しませんか?」~マルコス・ペレス・ミランダ(クラリネット)プロデュース編

 ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第4番『街の歌』」ほか。

②2月17日(木)第147回「My Favorite Songs」~村松裕子(コントラバス)プロデュース編

 ラヴェル「ラ・ヴァルス」(編曲:村松裕子)ほか。

③3月23日(水)第148回「愛に触れて」~澤田和慶(第1ヴァイオリン)プロデュース編

 ボロディン「弦楽四重奏曲第2番」ほか。

 

     

 

         

 

今Netfrixで話題の韓国ドラマ「イカゲーム」を観終わりました 全9話から成る物語で1話が約1時間ほどかかります。私は6日間かけて観ました

「イカゲーム」とは韓国の子どもたちが幼い頃に遊んだ「陣取り合戦」のことで、ゲームの参加者は同じような「子どもの遊び」を6日間で6ゲームすることになります 見知らぬ男から勧誘され、眠らされて孤島に連れてこられた老若男女はいずれも多額の借金を抱え、お金を必要とする主人公のギフン以下456人です 主催者から「ゲームに最後まで勝ち残ったものは456億ウォンの優勝賞金を手に入れることができる」と知らされ、次々に同意書にサインしていき、背番号を付けられてゲームに参加します しかし、このゲームは負けた者は射殺されるという「デスゲーム」でした 最初の「だるまさんがころんだ」ゲームで生き残った201人は、あまりの悲惨さに、当初のルールに従い参加者の投票により101対100でゲームの「中断」を決め、元の生活に戻されます しかし、彼らは現実の社会の方が悲惨であることを思い知らされ、187人がゲームに戻ってきます そして「型抜き」ゲーム、チーム別対抗「綱引き」ゲーム、2人1組の「ビー玉の数当て」ゲーム、「ガラスの橋を渡る」ゲームなどをこなしていきますが、そのたびに参加者が次々と死んでいきます 最後に残ったのはギフンと彼の幼馴染のサンウの2人でした。最後の「イカゲーム」により456億ウォンを賭けた闘いが始まります

ゲームの途中の段階から、自分の兄が行方不明になっている若い刑事ジュノが、ゲームの存在に気づき、孤島に潜入しゲームの進行係の一人を倒し、彼に成りすましてゲームの主催者側の立場で成り行きを見守ります すきを見てゲームの異様な実態をスマホで撮影し警察本部に送信しますが、電波が届きません 結局ジュノはゲームの進行責任者フロントマンに追い詰められ崖から落ちてしまいますが、そのフロントマンこそ探していた兄でした 「なぜ?」という問いに対する答えは返ってきません

このゲームには「黒幕=仕掛け人」がいます。背番号と最初のゲームに嬉々として参加していた人物がどうも怪しいと思いながら見ていましたが、ゲームの途中で射殺されてしまった(射殺のシーンはなく、銃声だけが聞こえた)ので、違ったか、と諦めていました しかし、その人物が最後に再登場し、自分がゲームの仕掛け人であることを告白したので、やっぱりそうだったか、と思いました 「なぜ、こんな人殺しゲームを仕掛けたのか」というギフンの問いに、仕掛け人は「退屈だったからだ」と答えます。ギフンは怒りをぶつけます

この作品は、観始めたら途中で止められないほど面白いストーリー展開が魅力です 参加者は、ゲームに勝ち抜き賞金を手に入れるために、人を欺き、暴力を使ってでも生き残らなければ自分が殺されるという極限状態に置かれます これは現在の韓国の置かれた競争社会、階層社会を皮肉っているとも言えると思います しかし、ギフンは「最後まで人を信じる」ことによって結果的に生き延びることができました そこがこの物語の唯一の救いです

さて、音楽です 参加者たちが起床するシーンではハイドン「トランペット協奏曲」の明るい音楽が、ゲーム会場に向かうシーンではヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」やチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」の優雅な音楽が流れていました ゲームの悲惨さとは対極にあるアンビバレントな音楽の使い方です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする