人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ロシアで芸術監督の辞任相次ぐ ~ 朝日の記事から / 滝田洋二郎監督「おくりびと」をNetflixで観る ~ 本木雅弘主演による納棺師の物語

2022年03月02日 07時12分45秒 | 日記

2日(水)。2月28日付朝日夕刊に「ロシアで芸術監督の辞任相次ぐ」という見出しの記事が載っていました 超略すると次の通りです

「ロシアのウクライナ侵攻を受けて、モスクワのダンチェンコ劇場で監督を務めるフランス人ローラン・イレール氏が27日、辞職することをAFP通信に明らかにした イレール氏はパリ・オペラ座バレエ最高位エトワールを射止めた元バレエダンサー。『このような状況ではとても平静に仕事ができない』とし、出国するという。また、AP通信によると、モスクワのメイエルホリド国家芸術センターで監督を務めるエレーナ・コワルスカヤ氏も24日、『殺人者のために働き、彼から給料をもらうことなどできない』とフェイスブックに書き込んでプーチン大統領を批判し、辞職することを明らかにした

今やベラルーシしか味方になってくれない孤立したプーチン・ロシアですが、芸術の分野に限らず、こういう動きはこれから増えるのではないか、と思います

ということで、わが家に来てから今日で2608日目を迎え、共同通信によると、ウクライナに侵攻した上、核兵器運用部隊に高い警戒態勢への移行を命じたロシアのプーチン大統領の精神状態を疑問視する声が、米国内の有力議員らから出ている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     米国のトランプや中国の習近平や北朝鮮の金正恩を大きく上回る危険な精神状態だ

 

         

 

昨日、夕食に「親子丼」と「生野菜サラダ」を作りました 親子丼は久しぶりに作りましたが、何とか美味しくできました

 

     

 

         

 

Netflixで滝田洋二郎監督による2008年製作映画「おくりびと」(130分)を観ました

プロのチェロ奏者として東京の管弦楽団に職を得た小林大悟(本木雅弘)だったが、ある日突然楽団が解散したため、夢を諦め、借金して1800万円で購入したチェロを手放し、妻・美香(末広涼子)とともに田舎の山形県酒田市へ帰ることになった 就職先を探していた大悟は新聞で「旅のお手伝い」と書かれたNKエージェントの求人広告を見て、てっきり旅行代理店と思い込んで面接に向かう 社長の佐々木生栄(山崎努)は履歴書もろくに見ずに即 採用を決めてしまう 大悟は「旅のお手伝い」が実は「旅立ちのお手伝い」の誤植だったと説明を受けて戸惑うが、名刺まで作られてしまい後に引けなくなる 仕事内容は納棺であり、妻には冠婚葬祭関係の仕事としか言えない 大悟は社長とともに死の現場に赴き様々な死と向き合うが、次第に納棺師としての仕事に生きがいを見つけるようになる しかし、幼なじみの銭湯の息子・山下(杉本哲太)からは「もっとましな仕事に就け」と言われ、妻・美香も「そんな汚らわしい仕事は辞めて」と言い、実家に帰ってしまう その後、そろそろ一人前になった頃、突然、美香が大悟の元に帰ってきて妊娠を告げる。美香は再び納棺師を辞めるよう大悟に迫るが、その時、一人で銭湯を切り盛りしていた山下の母・ツヤ子(吉行和子)の納棺の依頼の電話が入る 大悟は山下とその妻子、妻・美香の前でツヤ子を納棺するが、彼の心のこもった仕事ぶりによって、大悟は妻の理解を得、山下とも和解する そんなある日、大悟の元に亡き母親宛ての電報が届く それは大悟が子供の時に家庭を捨てて出て行った父・淑希の死を伝えるものだった 自らも帯広に息子を残したまま男に走った過去のある同僚の上村(余貴美子)は「最後の姿を見てあげて」と説得する 美香の勧めもあり、社長に車を借りて遺体の安置場所に向かった大悟は、30年ぶりに対面した父親の納棺を自ら手掛けるのだった

 

     

 

主人公の大悟がチェロ奏者という設定のためか、冒頭近くで、いきなり飯森範親指揮のもと「第九」でチェロを弾く小林大悟(本木雅弘)の姿が映し出されます オケはたぶん山形交響楽団です また、会社の事務所で「クリスマスに相応しい曲を演奏してほしい」と言われ、子供の頃に使用していたチェロで大悟が弾いたのはバッハ/グノー「アベ・マリア」でした 実際の演奏は都響首席の古川展生です このほか、いくつかのシーンでチェロの独奏による音楽が流れますが、すべてが音楽を担当した久石譲の作品です

この映画は、「納棺師」という普段は陽の当たらない職業に焦点を当て、主演の本木雅弘の丁寧な演技と相まって、どんな職業も誇りを持ってやり遂げることが大事であることを教えてくれます 人間の死を扱った映画であるものの、吹き出したくなるような可笑しなシーンもいくつかあり、エンターテインメントとして十分楽しめる作品でした

コメント
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