8日(金)。わが家に来てから今日で2735日目を迎え、ロシアの独立系メディア「プロエクト」は6月末、ロシア国防省が発表するウクライナ侵攻でのロシアの「戦果」が「水増しされていて でたらめ」だとの調査報道を公表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
プーチンに本当の戦果が伝わっていないか プーチンは知りながら黙認してるかだ
昨日、夕食に「トンテキ」「生野菜サラダ」「冷奴」「エノキダケの味噌汁」を作りました トンテキにはカイワレ大根を敷きましたが、合いますね
昨日午後3時半から、すみだトリフォニーホールでクリスティアン・アルミンク ✕ 新日本フィルによるバルトーク「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」の公開リハーサルを見学しました 通常は午前10時半から開始のケースが多いので、今回は例外的な時間帯かもしれません
7月9日(土)と11日(月)の本番ではオルフ「カルミナ・ブラーナ」とともに演奏されます 私は11日の公演を聴きます
「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」はベラ・バルトーク(1881ー1945)が1936年に作曲、翌1937年にバーゼルで初演されました
指揮をとるクリスティアン・アルミンクは1971年オーストリア生まれ。新日本フィル第3代音楽監督(2003ー2013)です 久しぶりなので、念のため Wikipedia で略歴を調べてみてビックリしました
彼の父親は世界最大のクラシック・レコード会社「ドイツ・グラモフォン」の社長であると書かれていました。私は初めて知りました
彼の音楽監督時代の最大の功績は「室内楽シリーズ」を提案し、現在まで続いていることです
演奏者と聴衆の距離が近く、楽団員を身近に感じることから新日本フィルへの親近感を深めるのに大きく貢献しました
反対に、彼の最大の”黒歴史”は、2011年4月、東日本大震災による原発事故の影響を懸念して来日を断念し、新国立劇場の「ばらの騎士」の指揮を急きょキャンセルし、当時の新国立劇場芸術監督・尾高忠明氏をはじめ関係者に大きな迷惑をかけたことです
これにより、新日本フィルとの関係は一時的に悪化しました
オケは対抗配置ですが、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが左右に分かれる通常の体型とは違います 弦楽器は全てのセクションが左右に分かれます。つまり第1ヴァイオリンも第2ヴァイオリンもそれぞれ左右に分かれます
これは、バッハ・コレギウム・ジャパンが「マタイ受難曲」を演奏する際に採る態勢と同じです
中央にはハープ、チェレスタ、ピアノが置かれ、後方に大太鼓、ティンパニ、小太鼓といった打楽器群がスタンバイします。コンマスは崔文洙です
普段着のアルミンクが登場すると、会場から「おかえりなさい」の拍手が起こります この日はバルトーク ⇒ オルフの順にリハーサルが行われましたが、バルトークのみ公開されました
アルミンクはかなり頻繁に演奏を止めては指示を出し、やり直ししては また止め、ということを繰り返して演奏を進めました リハーサル中、立ったり、椅子に座ったり、楽譜を持ってコンマスのところに行ったりと忙しく動いていました
かなり細かい人なのではないかと思いました
約10年間、新日本フィルの音楽監督を務めたこともあり、演奏を始める時には英語でなく日本語で「1と2と~」「3と4と~」と合図していました
時々、スコアブックを持って崔コンマスのところに行き、何かを説明し崔氏の了解を取ったりしていました
かなり崔氏を頼りにしていることが窺えました
公開リハーサルは途中15分休憩を挟んで午後5時40分まで続けられました リハーサルを聴いただけでもバルトークの鋭い切れ味の音楽が楽しめました
月曜日の本番が楽しみです