20日(水)。わが家に来てから今日で2747日目を迎え、フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌両冬季五輪王者の羽生結弦が19日、東京都内で記者会見し「プロのアスリートとしてスケートを続けることを決意した。競技会というものに出るつもりはない」と話し、競技会からの引退を表明した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
後進に道をゆずる! 今後はアイスショーに出演し 客入り1日4回転半を目指すか
昨日、夕食に「ピーマンのチーズ肉詰め焼き」「生野菜とツナのサラダ」「冷奴」「大根の味噌汁」を作りました 肉詰め焼きはチーズが味のポイントです
昨日、早稲田松竹でウェス・アンダーソン監督による2021年製作アメリカ映画「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(108分)を観ました
物語の舞台は20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ誌」の編集部。米国新聞社の支社が発行する雑誌で、国際問題からアート、ファッション、グルメに至るまで深く切り込んだ記事で人気を集めている アメリカ生まれの名物編集長アーサー・ハウ一イッツァー・Jr(ビル・マーレイ)のもとには、向こう見ずな自転車レポーターのサゼラック(オーウェン・ウィルソン)、批評家で編年史家のベレンセン(ティルダ・スウィントン)、孤高のエッセイストのクレメンツ(フランシス・マクドーマンド)ら、一癖も二癖もある才能豊かなジャーナリストたちが揃っていた ところがある日、編集長が仕事中に心臓まひで急死し、遺言によって廃刊が決定してしまう。かくして記者たちは編集長の追悼号にして最終号の編集に取り組むことになる
最終号は1つのレポートと3つの物語が掲載されることになり、4つのエピソードに分けてオムニバス形式でコミカルに描かれていきます
サゼラック記者による「自転車レポート」では、編集部があるアンニュイ=イシュール=ブラゼの街が紹介されます
美術評論家J.K.L.ベレンセンによる「確固たる名作」では、殺人罪で服役している天才画家と、その価値を見出した画商、そして画家もモデルとなった女性看守のエピソードが描かれます
クレメンツ記者による学生運動の記録を扱った「宣言書の改定」では、学生運動のリーダーと、彼に恋する会計係の学生らによるエピソードが紹介されます
祖国を追われたライト記者による「警察署長の食事室」では、美食家の警察署長と、お抱えシェフを巡って起こる大きな事件を扱っています
街の名前からして「アンニュイ」(憂鬱)が付いているように、どの物語もフランスのエスプリとアメリカのユーモアを混在させたようなエピソードが展開しますが、ストーリーが若干分かりにくいのが難点です 「ディスパッチ」というよりも、画面が小間切れに切り替わるので「パッチワーク」のようです
出演者の中で映画を通じて知っているのは編集長役のビル・マーレイとエッセイストのクレメンツ役のフランシス・マクドーマンドの2人です ビル・マーレイはソフィア・コッポラ監督「ロスト・イン・トランスレーション」に出演していました フランシス・マクドーマンドは2021年製作映画「ノマドランド」で第93回アカデミー賞の主演女優賞を受賞しました 二人に共通するのはベテランならでは熟練した演技力です
本作「フレンチ・ディスパッチ」はもう一度観たら理解が相当深まるような気がします