★日本でも、いじめや子どもの貧困などの問題は、社会の環境に大きな要因があります。
「固定化された価値観」が社会を覆っていると感じます。
日本でも、「良い大学、会社に入って、高収入を得るという将来像が、正しいのだ」と、いまだに多くの人が信じ、それが社会全体の暗黙の了解になっています。
その固定化された価値観の中では、若者は、自分の考えを持てないし、多様な将来像も描けない。
社会が“こうあるべき”という空気をつくっていて、それによって自分の人生が決められてしまう。
それに疑問を抱いたり、違和感を覚えた人が追い詰められていく。
それは、世界のどこでも起こっていることなのです。
★真のアイデンティティーを得るために必要なのは、この世界には“まがいものの存在意義”より、もっと価値あるものがあると知ることです。
多様な価値目を向け、受け入れることが、喪失したアイデンティティーを取り戻す第一歩になる。
さまざまな人や物事に価値を見いだすことができるようになれば、自らも価値ある存在だと感じられるようになると思います。
★私は、ジャーナリストになろうと思ってなったのではありません。
真実を追い掛けて、皆に伝えたい。
自分がやるべきだと信じたことをやり抜こう―その思いで走っていたら、いつの間にかジャーナリストになってました。
若い皆さんは、自分がこれが大事だと思ったら、思い切って、その道を突き進んでほしい。
自分が信じた道は、大変でも、きっと社会のためになり、人生の最高の財産になると思います。
ジャーナリスト・工藤律子さん
「固定化された価値観」が社会を覆っていると感じます。
日本でも、「良い大学、会社に入って、高収入を得るという将来像が、正しいのだ」と、いまだに多くの人が信じ、それが社会全体の暗黙の了解になっています。
その固定化された価値観の中では、若者は、自分の考えを持てないし、多様な将来像も描けない。
社会が“こうあるべき”という空気をつくっていて、それによって自分の人生が決められてしまう。
それに疑問を抱いたり、違和感を覚えた人が追い詰められていく。
それは、世界のどこでも起こっていることなのです。
★真のアイデンティティーを得るために必要なのは、この世界には“まがいものの存在意義”より、もっと価値あるものがあると知ることです。
多様な価値目を向け、受け入れることが、喪失したアイデンティティーを取り戻す第一歩になる。
さまざまな人や物事に価値を見いだすことができるようになれば、自らも価値ある存在だと感じられるようになると思います。
★私は、ジャーナリストになろうと思ってなったのではありません。
真実を追い掛けて、皆に伝えたい。
自分がやるべきだと信じたことをやり抜こう―その思いで走っていたら、いつの間にかジャーナリストになってました。
若い皆さんは、自分がこれが大事だと思ったら、思い切って、その道を突き進んでほしい。
自分が信じた道は、大変でも、きっと社会のためになり、人生の最高の財産になると思います。
ジャーナリスト・工藤律子さん