GⅢ 西武園競輪 開設71周年記念 ゴールド・ウイング賞
3日目準決勝戦12レース
多くの競輪ファンは平原 康多選手の過去の実績と、2日間のレース運びの巧さから、3日目の準決勝も
<1着は間違い>ない、あるいが<絶対の本命>と信じ込みと期待を寄せた。
それのファンの期待が以下のオッズに示されたいた
1-5(2・4倍)
1-9(7・1倍)
並び 5-10-8 4-3 6(単騎) 2-9-7
レース評
平原は超の付くスター選手。森田のハコから3連勝のゴールだ。地元トリオにとって厄介なのは「重戦車」野口のド迫力逃げ。
だが、結果はまさかの5着に沈む。これが競輪の現実!
2-9 2,800円(10人気)
2-9-7 1万370円(33番人気)
平原は責任を感じたのだろう、4日目は欠場した。
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
× | 1 | 2 | 野口 裕史 | 11.9 | 逃 | B | ド迫力逃げ | |
△ | 2 | 9 | 岡村 潤 | 微差 | 11.8 | ク | 外止め迫る | |
3 | 7 | 萩原 孝之 | 3/4車身 | 11.8 | 3番手3着 | |||
注 | 4 | 8 | 岡 光良 | 3/4車輪 | 11.7 | 最後内狙い | ||
◎ | 5 | 1 | 平原 康多 | 3/4車身 | 11.9 | 立直捲るも | ||
6 | 3 | 合志 正臣 | 3/4車輪 | 11.8 | 目標共倒れ | |||
▲ | 7 | 4 | 松川 高大 | 1車身 | 12.0 | 中団も一息 | ||
○ | 8 | 5 | 森田 優弥 | 1/4車輪 | 12.2 | 捲り張られ | ||
9 | 6 | 佐伯 辰哉 | 3/4車身 | 11.7 | 単騎で苦戦 |
戦い終わって
赤板で切った松川高大の上を打鐘前に野口裕史がスパート。平原康多を付けた森田優弥も完璧に封じ、最後は岡村潤の番手差しも許さずに野口が逃げ切った。「初手から一番こうなって欲しい並びになってくれましたね。で、松川君もしっかり切ってくれたので流れも自分にとっては一番良いレース。ちょっとジャンでフカし過ぎたかなと思ったけど、風と寒さがあって重かった分、逆に自分にとっては良い当たりが出て感じ良く駆けられました。それに番手が岡村さんっていう安心感もあって最後まで保ちましたね」。
マーク続き2着の岡村は「野口のペースは独特で、付いていても脚が溜まらないんですよ。最終バックでようやく脚がちょっと溜まって余裕ができたかと思ったけど野口がまた加速していきましたからね。毎日セッティングを変えていますが、悪い方には行っていませんね」。
3着は3番手の萩原孝之が流れ込んだ。「付いていても全然楽じゃないですよ。野口は最初のカカリをそのまま維持して最後まで踏んでいたので。それでも自分的には日に日に踏めている感じはあります」。
最終日7レース
並び 5-1 2-9-4 7-3 8-6
レース評
戦歴上位、九州コンビの連係だ。松川を目標に井上のチャンス。
南関コンビは自力巧者の連係。中部勢は3車の利を生かす。
1-5(3・6倍)
5-1(7-3倍)
敗因は、5番選手が9番選手にブロックされ、さらに7番選手にもブロックされた失速したことだ。
まさに走る格闘技の所以である。
2-6 2万5,480円(52番人気)
2-6-9 12万4,920円(270番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
△ | 1 | 2 | 山田 諒 | 11.6 | 差 | |||
2 | 6 | 児玉 慎一郎 | 3/4車身 | 12.2 | 差 | |||
▲ | 3 | 9 | 水谷 良和 | 1車輪 | 11.6 | |||
○ | 4 | 5 | 松川 高大 | 3/4車輪 | 11.4 | |||
5 | 8 | 佐伯 亮輔 | 微差 | 12.4 | B | |||
6 | 4 | 村上 卓茂 | 1/2車輪 | 11.6 | ||||
注 | 7 | 7 | 山本 紳貴 | 3/4車輪 | 11.5 | |||
× | 8 | 3 | 渡邉 豪大 | 1車身 | 11.5 | |||
◎ | 9 | 1 | 井上 昌己 | 1/4車輪 | 11.3 |
戦い終わって
佐伯亮輔-児玉慎一郎のカマシが見事に決まり一旦は2人で千切ったが、叩かれた山田諒が車間を徐々に詰め3番手から突き抜けた。「松川(高大)さんを突っ張って一息ついたら、上からとんでもないのが降ってきた(苦笑)。あれはちょっと対応できない。踏んで、踏んで、何とか追い付いた感じです。前のレース(ガールズ・フレッシュクイーン)で高校の2つ下のせっちゃん(増田夕華)が1着を取ったし、僕も続けてよかったです」。
佐伯の逃げをフルに使った児玉が前残りの形で2着。「佐伯とはA級のときから走っているし強いのも知っている。作戦会議も『絶対行きます!』の一言だけだし、ほんと男前(笑)。最後はアイツも苦しそうだったし、向こう(山田)の勢いもよかったし、抜かれちゃうのは仕方ないね」。