競輪人間学 絶対はない

2021年04月18日 22時05分36秒 | 未来予測研究会の掲示板

 GⅢ 西武園競輪 開設71周年記念 ゴールド・ウイング賞

3日目準決勝戦12レース

多くの競輪ファンは平原 康多選手の過去の実績と、2日間のレース運びの巧さから、3日目の準決勝も

<1着は間違い>ない、あるいが<絶対の本命>と信じ込みと期待を寄せた。
それのファンの期待が以下のオッズに示されたいた
1-5(2・4倍) 
1-9(7・1倍)

並び 5-10-8 4-3 6(単騎) 2-9-7

レース評
平原は超の付くスター選手。森田のハコから3連勝のゴールだ。地元トリオにとって厄介なのは「重戦車」野口のド迫力逃げ。

だが、結果はまさかの5着に沈む。これが競輪の現実!
2-9 2,800円(10人気)
2-9-7 1万370円(33番人気)

平原は責任を感じたのだろう、4日目は欠場した。




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 2 野口 裕史   11.9 B ド迫力逃げ
2 9 岡村 潤 微差 11.8   外止め迫る
  3 7 萩原 孝之 3/4車身 11.8     3番手3着
4 8 岡 光良 3/4車輪 11.7     最後内狙い
5 1 平原 康多 3/4車身 11.9     立直捲るも
  6 3 合志 正臣 3/4車輪 11.8     目標共倒れ
7 4 松川 高大 1車身 12.0     中団も一息
8 5 森田 優弥 1/4車輪 12.2     捲り張られ
  9 6 佐伯 辰哉 3/4車身 11.7     単騎で苦戦

戦い終わって

戦い終わって写真

 赤板で切った松川高大の上を打鐘前に野口裕史がスパート。平原康多を付けた森田優弥も完璧に封じ、最後は岡村潤の番手差しも許さずに野口が逃げ切った。「初手から一番こうなって欲しい並びになってくれましたね。で、松川君もしっかり切ってくれたので流れも自分にとっては一番良いレース。ちょっとジャンでフカし過ぎたかなと思ったけど、風と寒さがあって重かった分、逆に自分にとっては良い当たりが出て感じ良く駆けられました。それに番手が岡村さんっていう安心感もあって最後まで保ちましたね」。
 マーク続き2着の岡村は「野口のペースは独特で、付いていても脚が溜まらないんですよ。最終バックでようやく脚がちょっと溜まって余裕ができたかと思ったけど野口がまた加速していきましたからね。毎日セッティングを変えていますが、悪い方には行っていませんね」。
 3着は3番手の萩原孝之が流れ込んだ。「付いていても全然楽じゃないですよ。野口は最初のカカリをそのまま維持して最後まで踏んでいたので。それでも自分的には日に日に踏めている感じはあります」。

 

最終日7レース

並び 5-1 2-9-4 7-3 8-6
レース評
戦歴上位、九州コンビの連係だ。松川を目標に井上のチャンス。

南関コンビは自力巧者の連係。中部勢は3車の利を生かす。

1-5(3・6倍)
5-1(7-3倍)

敗因は、5番選手が9番選手にブロックされ、さらに7番選手にもブロックされた失速したことだ。
まさに走る格闘技の所以である。

2-6 2万5,480円(52番人気)
2-6-9 12万4,920円(270番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 2 山田 諒   11.6    
  2 6 児玉 慎一郎 3/4車身 12.2    
3 9 水谷 良和 1車輪 11.6      
4 5 松川 高大 3/4車輪 11.4      
  5 8 佐伯 亮輔 微差 12.4   B  
  6 4 村上 卓茂 1/2車輪 11.6      
7 7 山本 紳貴 3/4車輪 11.5      
× 8 3 渡邉 豪大 1車身 11.5      
9 1 井上 昌己 1/4車輪 11.3    

戦い終わって

戦い終わって写真

 佐伯亮輔-児玉慎一郎のカマシが見事に決まり一旦は2人で千切ったが、叩かれた山田諒が車間を徐々に詰め3番手から突き抜けた。「松川(高大)さんを突っ張って一息ついたら、上からとんでもないのが降ってきた(苦笑)。あれはちょっと対応できない。踏んで、踏んで、何とか追い付いた感じです。前のレース(ガールズ・フレッシュクイーン)で高校の2つ下のせっちゃん(増田夕華)が1着を取ったし、僕も続けてよかったです」。
 佐伯の逃げをフルに使った児玉が前残りの形で2着。「佐伯とはA級のときから走っているし強いのも知っている。作戦会議も『絶対行きます!』の一言だけだし、ほんと男前(笑)。最後はアイツも苦しそうだったし、向こう(山田)の勢いもよかったし、抜かれちゃうのは仕方ないね」。


議論百出の「ゆたぼん」中学問題、「不登校新聞」の編集長はどうみているのか

2021年04月18日 06時36分55秒 | 社会・文化・政治・経済

4/17(土) 11:29配信

デイリー新潮
義務教育とは? 

「少年革命家ゆたぼんチャンネル」より

 YouTubeの公式チャンネル「少年革命家ゆたぼんチャンネル」の登録者数は4月16日現在、13万7000人と表示されている。

 ***

 ゆたぼん(12)の挑発的な発言は、ネット上では広範な議論に発展することが珍しくなかった。

 特に物議を醸しているのは、「中学校にも登校しない」と宣言したことだ。ネットメディアの主な見出しをご紹介しよう。

◆「『中学校に行く気はありませーん!』 元小学生ユーチューバー・ゆたぼんが不登校を宣言」(JCASTニュース:4月9日)

◆「ひろゆき氏がYouTuber・ゆたぼんの中学校不登校宣言を一刀両断『アホの再生産になります』」(中日スポーツ:4月10日)

◆「茂木健一郎氏、ユーチューバー・ゆたぼんの“中学校不登校宣言”を支持『学校行かなくちゃ…は時代遅れ』」(スポニチアネックス:4月10日)

◆「ひろゆき氏VSゆたぼんパパ 『子供に罪はない』ネット上ではひろゆき氏に軍配か」(AERA dot:4月12日)

 毀誉褒貶の激しい少年YouTuberが、小学校と同じように中学校でも不登校を貫くと動画で宣言して炎上。「2ちゃんねる」の創始者である「ひろゆき」こと西村博之氏(44)が父親を批判し、父親と論争になったのだ。

新聞報道で人気獲得
 ゆたぼんは2008年12月生まれ。当初は大阪府内の小学校に通っていたが、そこで不登校になったという。

 本人は動画などで「2017年に小学校で宿題をしていなかったことをきっかけに担任教師とトラブルになった」と説明している。

 YouTubeのチャンネルには「2017年3月26日に登録」とあり、18年に一家で沖縄県に移住した。

 19年5月に琉球新報(電子版)が配信した「『不登校は不幸じゃない』10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信『ハイサイまいど!』」の記事で注目を集めた。

 記事の影響は大きく、たちまち人気YouTuberの仲間入りを果たした。そして少年の知名度が増すほど、批判も増えた。特に、ゆたぼん本人というより、父親に対する疑問の声が少なくなかった。

 多くの異議を要約すれば、以下の3点に要約できるだろう。

◆ゆたぼんはどの程度、自分の意思で不登校を貫き、YouTuberとして活動を続けているのか? 
◆親のコントロールはどの程度、存在するのか? 
◆子供にそこまでの自由意志を認めていいのか? 

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元小学生ユーチューバー・ゆたぼん「不登校教育」めぐり激論 本人は「ほっとけ、俺の人生や!」
4/12(月) 13:40配信

J-CASTニュース

元小学生ユーチューバー・ゆたぼんの「教育方針」が議論に(ゆたぼんの動画より)

 2021年4月7日に投稿したYouTube動画で、中学校への「不登校宣言」をしたユーチューバー・ゆたぼん。その「教育方針」をめぐり、議論が繰り広げられている。

<【動画】「アンチなんかの言うこと聞く気ない」 ゆたぼんの主張>

 インターネット掲示板「2ちゃんねる」開設者のひろゆき(西村博之)さんは「教育を受けさせる義務を放棄してる親には罰則が必要」した一方で、ゆたぼんの父は「義務を放棄してるわけではない」と反論。ゆたぼん本人は、不登校で将来困っても「自分の責任」だとした。

■乙武氏「教育は受けてほしい」

「俺は中学校に行く気はありませーん!」(4月7日の動画より)

 少年は、諸手を挙げて高らかに「不登校」を宣言した。7日に公開されたYouTube動画「中学校へ行くかについて」での一幕だ。

 麦わら帽子をトレードマークに、自称「少年革命家」として活動してきたゆたぼん。小学校時代は気が向いた時に通学する「自由登校」を選んできた。だが、春から通うはずの中学校には行く意思を示さず。その理由を、動画の中で次のように語っている。

「(学生服を)そんなん買ってくるくらいならもっと楽しいことに使ったほうがええやん!」
  「(配布された『生徒心得』について)従ってたら、みんなと同じロボットになるだけやから」

 通信制やフリースクールなどの普及によって、学習の形も多様化している今の時代。ただ、著書『五体不満足』(講談社)などで知られる作家の乙武洋匡さんは、10日に自身のツイッターで「『学校に行かないこと』と『教育を受けないこと』はまったく別の話。不登校自体は決して咎められることではないけれど、教育は受けてほしい」と投稿するなど、疑問の声も広がっている。

「動画を見ればどんな人から何を学んでるかも見れる」
 そんな中、ひろゆき氏は10日、自身のツイッターで「登校が嫌なら通信制の中学校で教育を受けることは可能」「子供は被害者なので責めるべきではない」とした上で、

「子供に教育を受けさせる義務を放棄してる親には罰則が必要だと思います。教育の機会を捨てるのを是とする考えを広めるのは社会的に良くないしアホの再生産になります」

 と親の教育方針を強い言葉で批判した。

 これに異を唱えたのが、ゆたぼんの父で心理カウンセラーの中村幸也氏。ひろゆき氏の指摘に対し10日、自身のツイッターで「子どもが学校に行かないからと言って親は教育を受けさせる義務を放棄してるわけではない」「通信制じゃなく家庭内で教育を受けされることはできるし、そもそも我が家はホームスクーリング(家で教育を受けること)だってずっと言ってる」(原文ママ)と反論した。

 一方のひろゆき氏も「通学する中学生は一日5時間の授業を各科目で教員試験を通った大卒の教師が教えます。あなたの家庭では学校の代わりにどういった資格を持つ方が何人で1日何時間の教育をされているのですか?」「中学校と同等の教育なら問題ないです。まさか、なんの資格も無い中卒の人が教えてるわけではないですよね?」と問う。

 これに中村氏は「えっ?なんの資格もない中卒の人間が子どもに勉強を教えてはならないという法律でもあるのですか?ホームスクーリングのメリットはさまざまな方法や教材を使い、子どもの興味あることを存分に勉強できる事にあります」と反論。ゆたぼんがユーチューバー活動を通じて様々な人物と繋がっていることを引き合いに出し、「動画を見ればどんな人から何を学んでるかも見れるはず」とした。

ゆたぼん「将来困っても、それは自分の責任やし」
 ゆたぼんは11日、「炎上してる件について」というタイトルの動画を投稿。自身の不登校がネット上で議論になっていることに対し、「お前らに関係ないのに何をグチグチ騒いでるねんって感じやねんな!」「自分で責任を持って中学校に行かへんって決めてやりたいことをやってるねんから。ほっとけ、俺の人生や!っていう感じやねんな」と語った。

 そして、学校に行かないことで自身に不利益が生じる可能性について、次のように持論を示した。

「学校に行かんくて将来困っても、それは自分の責任やし。逆に親とか大人の言う通り、嫌々学校に行って将来困っても、それも自分の責任やから。誰も責任を取ってくれへんねん!自分の人生は自分で責任を持つしかないねんから」


全国で新たに4802人感染 2度目の宣言解除後、最多

2021年04月18日 06時20分47秒 | 事件・事故

4/17(土) 21:16配信

朝日新聞デジタル

国内で判明した感染者(17日午後8時半現在)

 新型コロナウイルスの国内感染者は17日、午後8時半現在で新たに4802人が確認された。4日連続で4千人を上回り、2回目の緊急事態宣言が全国で解除された3月22日以降で最多となった。重症者も前日より32人増の702人で、宣言中だった2月12日以来の水準に戻った。

【動画】病院長が語る、コロナ医療現場の実態

 新たな感染者は「まん延防止等重点措置」が適用されている都府県を中心に目立ち、大阪府は5日連続の1千人超えとなる1161人。兵庫県は541人と過去最多を2日連続で更新し、沖縄県も過去最多の167人に上った。東京都は759人で、2カ月半ぶりに700人を上回った15日より30人多かった。

 20日から重点措置の対象となる4県では、埼玉県が207人と、2月18日(210人)以来約2カ月ぶりに200人を上回った。神奈川県は247人、愛知県は230人で、ともに4日連続の200人超え。千葉県でも15日から再び急増しており、17日は156人だった。

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いじめのピークは小学校2年生 低学年ほど注意を

2021年04月18日 06時11分49秒 | 事件・事故

4/17(土) 12:00

学校では新年度が始まって数週間が経ちました。この時期は不登校が増えやすい時期でもあります。要因のひとつはいじめです。いじめは、中高生のイメージがあると思います。国の調査を見ても、10年前の学年別のいじめ件数を見ると中学校1年生がピークでした(※1)。ところが現在のいじめ件数のピークは小学校2年生です。さらに言えば学年別のトップ3は小学校1年生から小学校3年生が占めるなど、いじめの低年齢化は顕著です。

 低年齢化の問題は、子どもが小さいころからいじめで苦しむという事実にとどまりません。親や先生が「子どものやったことだから」「悪ふざけだから」と、その被害を軽視してSOSを見逃しがちになることも大きな問題なのです。低学年のいじめはどんなものか、そしてなぜ低学年のいじめが増えたのか。を解説したいと思います。
小1から陰湿ないじめが
 eスポーツの分野で活躍中の永田大和さん(19歳)は、小学校2年生から小学校4年生にかけていじめを受けていました(※3)。
 「同級生からは『居ない者』として扱われることが多かったです。ほかにも、物を隠されたり、心当たりのない噂を流されたりすることもありました。殴る、蹴るという暴力もありましたが、多かったのはそういうネチネチしたやつでした」(永田大和)。
 小学校にとどまらず、幼稚園から「コミュニケーション操作系のいじめが始まっていた」と語った女性(20歳)もいました。女性は幼稚園のころから、仲間外れなどのいじめを受けていたため、小学校に入ってからは、いじめられないキャラを研究。その後は「自分を取り繕うように生きてきた」と話してくれました。これらの声を聞くと小学校低学年からたしかにいじめが起きているようです。
調査方法の変更も
 なぜ、小学校低学年のいじめが増えたのか。専門家たちの意見を総合すると、要因は2つです。
 ひとつは調査の定義が変わったこと。数年前から文科省は、ひやかしや悪ふざけと言った軽微な事例も報告するよう文科省が求めており、これに応じて小学校低学年のいじめ件数は増えした。中学1年生がいじめのピークだったのが、小学校2年生に移ったのは2016年度の統計からです。現場の教員に聞くと、小学校低学年の場合、「いじめられた」と訴える子は、そもそも多かったそうです。6年前、小学校教員は「クラスの4割ぐらいの子はいじめられたと答える。そのなかで悪ふざけやけんかの類は精査していた」と話していました。それが最近では積極的な報告が求められ、小学校低学年のいじめ件数が増えたと考えられてしまう。
 もうひとつの要因は、実際に小学校低学年時のいじめ自体が増えたこと。不登校の子たちなどを長年にわたり見てきた西野博之さん(フリースペースたまりば代表)は、いじめの低年齢化を「肌で感じる」とも言っていました。人間関係を築きづらい子が増えており、暴発してしまう子も増えてきたそうです。西野さんによれば、いじめが増えたのは子どもの性格が悪くなったわけではなく「小さいころからストレスを貯めこむ子が増えたからだ」と指摘しています。その背景にあるのが早期教育。幼稚園や保育園のころから、学校に適応するための教育が盛んになり、手遅れにならないようにと習い事を掛け持ちする子が増えてきました。早期教育自体は、以前からも言われていたことですが、ここ最近はとくに教育の前倒しが進んでおり、西野さんは「子どもたちの生きづらさはピークに達している」と言います。
 30年以上にわたり、小学校教員を務めてきた先生も「子どもたちが苦しそう」だと指摘していました。チャイムが鳴る前に座る、私語禁止の給食、班ごとに決めたマナーやルールを守らせるなど「子どもたちに求められる規範意識は年々、高くなってきていて、子どもがすごく息苦しそうだ」と。高い規範意識を求められた子どもたちは、表面上は「よい子」や「問題のない子」に見えるものの、仲間内で暴力が横行してしまう、あるいは、ごく少数の子がそのストレスを爆発させてしまうそうです。
コロナ禍の今だからこそ
 コロナ禍の影響で、今後、いじめが増えることも懸念されています。NPO法人「共育の杜」の調査によれば、コロナ禍の影響によって9割の教職員が「今後いじめが増える可能性が高い」と回答していました(※3)。
 子どもがいじめで苦しんでいる場合、どうしたらよいのか。私の考えを言えば、SOSを受け取った大人がいち早く、問題の現場から子どもを切り離し、安全を確保してもらいたいと思います。子どもが学校を休めば「社会性や学力が身につかない」と不安視される方もいます。しかし、いじめを受け続けて身につくのは学力や社会性ではありません。憎しみや自己否定感です。親や先生に訴えても救ってくれなかったという不信感です。私はたくさんのいじめ経験者に取材してきましたが、避難が早かった人ほど、心の回復は早い傾向がありました。
SOSのパターンは3つ
 いじめから子どもを守るためには、いち早くSOSを受け取る必要があります。しかし、ほとんどの子はSOSを言葉で発しません。いじめられていたことを恥じていたり、親に心配をかけたくないと思ったりしているからです。ただし、ストレス度の高い子どもは、かならず行動や体調が変化します。つまり体からSOSのサインを出すのです。そのパターンは3つあります。
 1つ目のパターンは「体のサイン」。体調が崩れやすくなったり、発熱や頭痛、食欲不振など体に異変が起きます。2つ目は「心のサイン」。イライラしやすくなったり、突然泣き始めるなど感情の起伏が激しくなります。3つ目は「行動のSOSサイン」。急に甘え始めたり、兄弟やペットをいじめ始めたり、お風呂やトイレが長くなるなどふだんとはちがった行動の変化を見せます。
 これらのSOSサインが一つでもあてはまれば不安ですが、複数、重なるようだと周囲の大人は勇気をもって子どもへの心のケアを最優先してほしいと思います。
 また、SOSサインが出る前にできること、子どもがSOSを出しやすくなる関係性づくりも重要です。一番の方法は子どもとの雑談を楽しむことです。大人からは「注意されるだけ」という子もたくさんいます。「手洗いはした?」「宿題はした?」「まだ着替えていない?」などの言葉は会話ではなく注意です。子どもが望んでいることの一つが、自分が楽しかったことやゲームでうれしかったことを誰かに聴いてもらうことです。半分以上、話の内容がわからなくても、「へー、くわしいね」「おもしろいね」と言ってくれたら、子どもの気持ちはだいぶ晴れやかになります。
 SOSと対策は以上です。まだまだコロナ禍は収まる兆しを見せません。こんなときだからこそ、周囲の大人ができることを一つずつ、積み重ねていきたいものです。(石井志昂)
※1・平成21年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」、令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査から参照。また、いじめ件数の呼称は「発生件数」ではなく 「認知件数」 に2006年度から改められている。いじめは第三者からは見えづらく「教員が認知できた件数は真の発生件数の一部である」という認識からの呼称変更。文中では端的に「件数」と省略。
※2・永田大和さんへの取材は「若者チャレンジ応援事業『「若チャレ』」で行ったもの(2021年2月13日)
※3・NPO法人「教育改革2020『共育の杜』教職員勤務実態調査(2020年8月21日発表)

 
石井志昂
『不登校新聞』編集長、不登校経験者
1982年東京都生まれ。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校。同年、フリースクール「東京シューレ」へ入会。19歳からは創刊号から関わってきた『不登校新聞』のスタッフ。2006年から『不登校新聞』編集長。これまで、不登校の子どもや若者、親など300名以上に取材を行なってきた。また、女優・樹木希林氏や社会学者・小熊英二氏など幅広いジャンルの識者に不登校をテーマに取材を重ねてきた。編著書に『学校に行かない君へ』(ポプラ社)など。

 


【速報】新型コロナ 茨城県立医療大生、新たに2人感染 阿見の病院も2人増える

2021年04月18日 06時09分32秒 | 事件・事故

4/17(土) 22:00配信

茨城新聞クロスアイ

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県内で17日確認された新型コロナウイルス感染者64人のうち2人は感染が相次ぐ阿見町の県立医療大の学生2人と判明した。校内の感染者は計8人となった。

クラスター(感染者集団)発生の可能性がある同町内の病院でも、患者と医療従事者各1人の感染が分かり、院内の感染者は計7人に広がった。

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