峠おやじの「たわごと」

峠、自転車、キャンピングカー、野菜、園芸、時事ネタなどをぼやいてます。

奈良井宿

2013年07月15日 | 
昨日は木曽の御岳3062mに登る予定でした。高校の同期たちでやってる山の会の計画に便乗しました。

前日の雷雨に心配しながら登山口まで行ってみると、やはり雨。登り始めから雨で、展望も期待できないなら登っても辛いだけだなと早々に中止決定(ー_ー) いきなりの敵前逃亡です(^^ゞ

それでは、ここまで来てしまったこの体、どう落とし前をつけよう?中山道の馬籠宿とか妻籠宿とかの人気観光地の候補が上がります。それならと高校生当時に行って感動した奈良井宿を提案しました。



奈良井宿は中山道最大の難所である鳥居峠の麓にあるため、峠越えのベース基地として栄えました。そして写真のように馬籠や妻籠をしのぐ規模にも関わらず、観光客は少なく、穴場的な静かさが魅力です。

江戸時代風の看板がかかった家が多いですが、こんな昭和レトロな看板を保存してらっしゃるお家もあります。



初めて行ったとき(1971.4.5)に私が奈良井で一番美しいと思った建物は旅館・越後屋さんでした。

1971.4.5当時の越後屋

「えちごや、おまえもワルよのぉ!」
の越後屋は江戸の悪徳商人ですが、三越創業時の屋号と聞きますし、同じような屋号は全国的にあったようです。

しかし1971.4.5当時の写真と較べると、1971年当時ガラス戸だった正面の引き戸が今は格子戸になっています。昭和53年(1978年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に指定されてからの努力でしょう。

旅館、越後屋

ここで、奈良井宿の観光案内に付いていた「町屋の正面意匠と部分名称」の図を詳しく見てみましょう。わかりやすかったので、パクらせていただきました m(_._)m
宿場の建物に多いのは袖壁と格子戸、2階の方が長い屋根ですね。

町屋の部分名称-s

それから奈良井宿はNHK連ドラ「おひさま」のロケ地になりました。戦前の松本市という設定でした。女学校時代の白紙同盟3名の通学とか、おばあさま渡辺美佐子が黒塗りの高級車で乗り付けるシーンなどが懐かしいです。





宿場外れには鳥居峠に登っていく階段もあって、また辿ってみたくなりました。

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コメント (2)
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