キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

映画「シャーロック・ホームズ」

2012年09月07日 | ☆SHERLOCK祭
シャーロック・ホームズ [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ



今年2月に飛行機の小さな画面で見た、ロバウトダウニーJrのシャーロックホームズです。ガイリッチー監督のって言うべきかな?それともジュード・ロウがワトスンやってるの、って言ったほうがわかりやすいでしょうか?

ま、とにかく、今年続編が封切られて好評なあのシャーロック・ホームズです。
実家の父がDVDを送ってくれたので、もう一度ちゃんと見ました。

早速感想をば!
アクションテンコ盛りで、安定の面白さです。
19世紀末のロンドンの雰囲気もなかなか作りこまれてて、さすが映画って感じ!
多くがCGなんでしょうけど、でも楽しめますね~。

最初に出てくる黒魔術みたいなシーンははるか昔の「ヤングシャーロック」を思い出させますね。あの時代にこういうの流行ってたんでしょうか?現代ものでもこういう設定の見たことある。だいたい女性が生贄にされてる・・・日本人にはちょっとピンと来ない話ですね。

ホームズのキャラクター設定は、ロバートダウ二ーJr.をキャスティングした段階で、「伝統的なホームズ像」を崩しちゃおう!って事なんでしょう。それは成功してますね。なんといっても「きたない!(スミマセン)」ホームズです。原作では身なりに気を使って「おしゃれ」ってことになってたんですけどね~。変装するときは別としても。

部屋着のガウンがボロボロに見えるのは、そういう布地なんでしょうか?
それともボロボロのを着てるの?

ワトスンに精神的に頼りきってるのがバレバレな感じとか(あのワトスン君ならわからないでもないけど)、アイリーン・アドラーとのルパンと不二子ちゃんみたいな関係とかは、ネタとして楽しませていただきました。

見終わった感想としては、「これホームズものじゃないよね?ホームズ&ワトスンじゃなくて、あの時代に生きてた、ロバート&ジュード&不二子ちゃんって話でも全然よかったんだよね?」と思いました。頭固いファンです。

でも、ロバートダウニーJr.は、結構好きな俳優さんで、「チャーリー」ではじめて見て、上手い人だな~と感心しました。その後幽霊4人を次々に成仏させて行くなんていったっけ?あの映画、あれもよかったですよね。
その後、薬やお酒や暴力やらでしばらく大変だったみたいでしたけど、芸の肥やしにして戻ってきて、いつの間にやら「アベンジャーズ」ですね。ちょっとクセのある演技派俳優さんだと思ってたけど、今では肉体派俳優になっててびっくり。この映画でも、場末の賭け拳闘シーンなどでがんばってますよね。なかなか面白かった。素手で戦ってダメージ半端なさそうですね。

一方のワトスン君は、セクシー二枚目俳優としてその名を欲しいままにしてる「ジュード・ロウ」ですよ!このひとがワトスンやるなら、ホームズにイケメンは持って来れないですよね。イケメン2人組だなんて、嘘っぽくなっちゃうし。どっちがどっちかわからなくなるし(ならない?)
このワトスン君は、男にも女にもモテモテのナイスガイです。喧嘩っ早いのとギャンブル好きなのが玉に瑕ですが、でもかっこいいんで許します。あの大爆発でたいした怪我してないなんて!スーパーマンですか?

ブルドッグも飼ってるし、足を引きずって歩いてます。ワンちゃんかわいい。いつも実験台にされててかわいそう・・・。
メアリ・モースタン嬢に結婚申し込んでるけど、彼女とホームズが初対面って言う設定でしたね。モースタン嬢はかなりしっかりした女性に描かれてて、好感持てました。


さてアイリーン・アドラー。
これはまるっきり不二子ちゃんでした。
なので、「グランドホテルの二人の思い出の部屋」とか言われても、ちっとも嫉妬する気にもなりませんでした(笑)この彼女が素敵だったのは、毒ガス装置のところで、男二人が愚にもつかない格闘を繰り広げているわきで、せっせと装置の破壊に取り組むシーンですね。目的は別にあったにしても、かっこよかった。
かわいい系の女優さんだったのも、やきもちく気にならなかった点です。


ブラックウッド卿の役者さんの風貌がホームズっぽかった。
モリアティ教授はまだ姿を現してない。次作に期待ですね。


毒ガス発生装置の、すごく複雑でかっこいい機械っぽさよかった!
いかにも「発明品!」
秘密実験室の雰囲気や、テムズのドック、サーカス、中国人労働者がたむろする場末感。ちゃんと広東語の台詞が聞こえてきましたよ。ファイディアー(意味は「急げ!」だったかな?
食肉加工場。
などなど・・・
いろいろ細かな作りこみが面白かった。


それと、一番楽しかったのは『タワーブリッジ』が建設中と言う設定!
ロンドンオリンピック期間中、五輪マークが飾られていたのも記憶に新しい、あのタワーブリッジ。建設期間は1886年~1894年だとのこと(wiki情報)
確かにホームズ活躍期間と重なります!



英語について。
ホームズものですが、グラナダホームズやBBCシャーロックに比べて、格段に英語が聞き取りやすいと感じました。なぜかな?ゆっくりしゃべってるって言うのもあるのかもしれませんが。全世界向けの映画だから、わかりやすくしゃべってるのかな?最大公約数的な??

と思ったのですが、気のせいでした。
字幕なしで見てみたら、やっぱり分かりませんでした。アイリーンのは比較的聞き取れたけど。字幕見て聞き取れてたようなきになってただけでした。
とほほのほ。

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