キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

陳昇2015跨年コンサート感想

2015年01月08日 |  └─【特集】陳昇 Bobby Chen



去年のコンサートの感想

今年も行ってきました。
毎年恒例、陳昇の年越しコンサートin台北。
98年から行きつづけて、今年は・・・えっと・・・17回目だ!

さて、今回は12月31日と1月1日の2ステージありました。
チケットはここ数年ずっと台湾のファン志明くんにお願いしています。彼は大勢のファンのチケットをまとめて手配してくれるのだけど、いつも「日本人だから、遠くから来てるんだから」と、いい席を回してくれます。ありがとう。

今年は、初日6列目中央通路側。
2日目4列目中央で見ました。

始まるまでは年に一度ここで会えるファン友たちと挨拶したり忙しい。実はこの1年、ほとんど家で陳昇のCD聞かなかった。新譜すら聞いてない。というのもここ数年は私の生活に音楽(ポップス)があまりいらなくなってきて、聞きたいときはクラシックを聴いたりと、変化があったのですね。それに古くなったCDコンポを処分してしまって、DVDプレーヤーで聞かなきゃならなくなってちょっと面倒になったのです。(って言い訳だ)


でも、久しぶりの生陳昇に会えると思うと、ドキドキ。
緊張するものですね~。


さて、コンサートの感想を簡単に言うと、
よかった!
近年稀にみる出来だった!

これは一緒に見に行った日本の友人たちとも同意見。
すごくよかった。

なんといっても声が出てる!
歌詞を間違ったりしない。
演奏を途中でやめたりもしない。
無駄話もしない。
音楽だけでどんどん聞かせていく演出。
ヨカッタ。

体調も相当節制して整えていたんだろうと思った。
そういえば秋ごろから音楽仲間と自転車での遠乗りとかFBなんかに上がっていたっけ。体つきも引き締まってて頑張ってる感じが伝わった。
阿VON、黄さんとのハーモニーもよい。
とにかく調子よかった。


で、どうもお酒を飲んでないみたいに見えた。
いつもペットボトルに入った紫色の液体(赤ワイン)をステージに持ち込んでいるのに、今回はペットボトルの中の液体は透明だ。


そして終盤、阿VONが聴衆の中に降りてきて歌っていたとき、客席から差し出されたワインを受け取って「皆さんにカンパイ」と言って飲んだ時の陳昇の表情!「アイツ飲みやがった!抜け駆け!」みたいな顔してた。これは禁酒の約束でもしていたのかな?と思った。


これは2日目に明らかになった。
2日目、開演前にバックバンドのベーシストと会ったので「昨日のコンサートすごくよかったよ!ここ数年で一番だと思った」とか話してたら「だって、お酒飲んでないもん・・」みたいな返事だった。

やっぱりそうだったんだ!
バンドメンバーも誰も飲まなかったんだって。

すごい。こんなコンサート見たことない。
お酒抜きなんて!
いいもの見せてもらった。
やればできるんじゃん!
「今日も飲まないの?」ときくと「さあそれはわからない」という返事。結局2日目は飲んでました。あれれ・・・。

でも飲まない演奏と飲んだ(いつも通りの)演奏を2通りみられてまあぁよかった。飲んでた方がリラックスした雰囲気は出るしね。



※ここで訂正。
一日目に阿VONが飲んだのはワインじゃなかったんだそうです。ぶどうジュースだそうで。
すっかり騙されましたねー。ふふふ。
hueyさん教えてくれてありがとう!




それと今回出色だったのは、阿VONが育ててるパイワン族の少女たちによるコーラス隊。これがほんとにすばらしかった。
深夜1時、2時まで続くコンサートなのに彼女たちがずっと出てくるのは心配だったけど。日本だと紅白でも14歳未満は何時までとか制限ありましたよね?
彼女たちのきれいな声とコーラス。
よくある少年少女合唱とは発声からして違う、原住民の歌唱だった。
素晴らしかった。



パイワン族の阿VONは数年前から自分の地元の屏東県牡丹郷で、子供たちの歌を指導していて、今ではあちこちステージをこなしているらしい。今回はその中でも選抜メンバーだったようで6名の女の子(その中には阿VON自身の娘さんも入ってたらしい)によるコーラス。美しかった。



日本に来ないかな~。
あれは絶対日本でも聞きたい人多いはず!
誰か呼ばないかな?
日本のイベント関係のみなさま、彼らの情報はここです!
↓↓↓↓↓↓↓
高士古謠隊



以下、コンサートの印象的場面


今年のオープニングはこんな感じ。
犬の散歩スタイルで登場しました。



香港の黄色い傘革命の支援の気持ちを表明。
「海闊天空」演奏時、観客の一人が黄色い傘をさしたら陳昇がとりにやってきた。観客は香港から見に来てた「楽」(友人です)。彼は陳昇が自らとりに来てくれた!と喜んでいました。


黄さんや阿VONとの息もぴったり。


もうレギュラー化してる。
大陸のロック詩人左小祖咒。
彼の連れてきたギタリスト君もよかった。FBでお友達申請しました。


Summer!で盛り上がってるところ。
この客席に私もいます。写ってます^^。


アンコールの最後。舞台そでに消える直前。
バンドメンバーをよろしく!

こういう表情の陳昇もいいですね。
もう怖い感じなくなったなぁ。


というわけで大満足なコンサートでした。
久しぶりにコンサートの感想を書いてファンレターでも出そうかな?

(記事中の写真は、香港のMikoに頂きました。)




写真を見ながらですが、コンサートの陳昇の様子を絵にかいてみました。

今回忘れちゃいけないのは、やはりギターを弾く陳昇です。2002年酒瓶で頭を割られ(文字通り割られて生死をさまよった・・・TT)右手が不自由になって以来、マイクも持てず、字を書くのも左に変えて、12年間ギターは封印してきたのですが、リハビリの成果が出たのですね。今年は2曲ギターを披露してくれました。感涙。

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