キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

「傻瓜向錢衝」2016年台湾

2016年05月24日 | ☆エンタメ-映画
今月封切られた台湾映画を見てきました。「 傻瓜向錢衝 」。
英語のタイトルは「Two Idiot」。

去年見て台湾でも話題~なにより台湾好きの日本人の間で話題~になったドキュメンタリー映画「湾生回家」の監督が撮った最新作。見に行った一番の理由は、知り合いの俳優さんが出ているから。タイトルが難しくて覚えられないので、映画館の窓口で「さーぐわシェマシェマダ」(シェマシェマダっていうのは、なんとかかんとか みたいな云いかた)って言って買いました。ちゃんと買えてよかった。



お馬鹿な映画と聞いていたんですが、意外と感動させられ、最後泣きそうになりました。ストーリーはひょんなことから借金取り立て屋の下っ端になった情けない男二人のドタバタ物語。これ、台湾で大ヒットした「海角七号」より面白い。と個人的には思いました。(へたな日本語が出てこないから入り込めたのかもしれない)

人物の描かれ方がベタなんだけどハッキリくっきりしていてよかった。海角七号にも出てた歌手の小應がパワーアップしててすごく良かった。 小應は今の台湾映画界で代わりのいない地位を築きつつあるんじゃないかな?小ネタ的に面白かったのは、 小應の持ち歌「轉吧!七彩霓虹燈」をカラオケで本人に歌わせてたシーン。観客がニヤリとする場面ですね。ちなみに「海角七号」でもこの歌は登場してて、その時は小應のセリフのバックで歌われてました。

映画のラストで台湾の海岸線の風景にかぶる主題歌が「亂彈阿翔」でびっくり、喜びました。何時聞いても渋くていい声だな~阿翔。ということで、わたし的にはパーフェクトな映画でした。

シネコンの割と小さなスクリーンで見たんですが、ほぼ満席でお客さんも楽しんでたみたい。台湾だと映画見ながらでもおしゃべりしたり携帯電話で話してたりするんですね。かな~り自由な感じでした。


最初のクレジットで、○○指導というのがたくさん出てきました。この監督さん、商業映画を初めて撮ったのかもしれません。

ヒットしてほしいな。
そして小應には、もっともっとビッグになってほしいなぁ。

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