キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

地震後2回目の帰省で感じたこと

2016年05月07日 | └─熊本地震・水害
地震後2回目の帰省では、私も両親もわりに平常に戻ったような気分で、過ごすことができた。というか、そのように過ごすように努めたともいえる。

テレビをつければ、地震情報、地震速報がこれでもかというくらいに頻繁に流れ、まだまだ震災のさなかにいることを思い知らされる。自宅の玄関には、緊急建物診断の「要注意」の黄色い紙が貼られており、近所を歩けば「危険」の赤い紙が貼られた建物も多く、それらのほとんどが手つかずで放置されている。家の中は少し片付いたとはいえ、食器棚に戻せない食器、本棚に戻せない本が床に置きっぱなしになっている。
風が吹けば、近所のブルーシートがはがれたり。ゴミ置き場に山積みの震災ゴミは一度収集に来たが、また山になってしまった。

それでも避難所や自主避難所になっていた学校の運動場の車はだいぶ減ったようだ。
学校も来週からの授業再開に向け、準備に入っているだろう。
避難所の集約も始まっているようだ。

スーパーやコンビニも営業しているところでは、何事もなかったように物が流通している。一方建物に被害があった店舗は閉まったまま。

頭の上を通過するヘリコプターの音はいくらか減ったようだ。
実家近くのライフラインは復旧したので、道路工事などもいったん落ち着いているように見える。
揺れは収まっていないものの、震災は新しい局面に入ったと感じる。
家に戻れない人たちの救済、仕事が始められない事業者の救済がこれからの課題だろう。
どれだけのお金がかかるのか。
一般人にできることは何なのか、これから情報を集めよう。
おそらく、嫌な話もこれからは耳に入ってくるだろうと思う。
いったん、命が助かったと胸をなでおろす時期が過ぎ、ストレスMAXのなか不満が噴き出すのは無理もないこと。


一方で、日常に戻れる人たちは日常に戻るべきだろう。
前のエントリーで、遠方にいる我々は気落ちすることなく元気に冷静に支援を!
と書いたが、被災地にあっても、そのことが必要なのではないかとGWの帰省で感じた。


熊本の人はみなそれぞれ震災によって傷つき疲れている。
特に、病人やハンディのある人は大変だろうと思う。
元気になれる人から元気になって、支援する側に回ることも大事だし、支援できなくても自立していくことだってとても大事なことだと思う。そして、その助けになるよう、遠方にいる自分は家族の支援をするところから。










一つ情報
避難所ごとに支援物資を直接送るプロジェクトが立ち上がっている模様。
これが欲しいというちょっとした物資を依頼に応じて送ることができるようだ。
私も実際に参加して送ってみた。
amazonから送ることができるので、とても簡単です。

必要な人に
必要な支援を
必要な分だけ
スマートサプライ

クリックして「支援対象一覧を見る」というボタンを押すと必要としている災害ごとに表示されます。

熊本地震関係を直接見るならこちらへ


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