先日も記事にしましたが、一遍聖絵の企画展が見たくて行ってきました。
場所は、東村山市。
最寄り駅は西武線清瀬駅。
私は東急沿線に住んでいますが、この3月の相互乗り入れ開始に伴い、車内広告で西武線、東武線沿線の情報も見かけるようになりました。
それで、この資料館の存在と企画展のことを知ったわけです。
線路は一本でつながってはいますが、遠いことは遠いので、くじけないように友達と一緒に見に行くことにしました。これ名案!だいたい私の休日って、前の日まではあれもしたいこれもしたいと考えてるんですが、いざ当日になると、面倒だなー、億劫だなーとなってしまいがちなんです。そこでなかなか会う機会のない、保谷在住の友人に声をかけました。
当日、電車の乗り継ぎもスムーズで、家を出て1時間15分ほどで清瀬に到着。
清瀬ってところに足を踏み入れるのも実に20年ぶりくらいでは?駅前にパチンコ店が目立ちます。スタバに入ってコーヒーをのみつつ友人を待ち、まずは駅前のファミレスで昼ごはんを食べて、ひとしきりおしゃべりして、資料館にむかいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/80/fb9806200418dae583c00112e37c53d2.jpg)
ファミレスのレジでくまモンぷっちょを販売中。
思わず買ってしまいました。
資料館までは、清瀬駅からバスで10分くらいです。
(整理券を取るタイプで、乗車時と下車時にPASMOをタッチします。)
団地や病院、看護研修所など、大きなものが立ち並ぶ、緑の多い場所にありました。
入館は無料。
まだ新しくてきれいな建物です。
講演会まで後30分あったので、先に展示を見ました。
企画展ではなくて常設展から見てしまいました。
ハンセン病の歴史がいろいろな資料で展示されており、視聴覚を駆使して学ぶ展示でした。きっと子供たちの見学も多いのじゃないかと思いますが、ほとんどの展示は大人向けです。
講演の時間2時になったので全部見きれませんでしたが、講演会場へ。
企画展示にもある、鎌倉の極楽寺から住職さんが来てお話してくださいます。席もかなり埋まってました。
なんと住職さん30代。5歳で得度って、普通のことなのでしょうか?
講演は、極楽寺縁起から時代背景まで含めて非常に詳しいものでした。
忍性和尚という方のこと、恥ずかしながら全く知らなかったので大変勉強になりました。
忍性(Wiki)
質疑応答にも盛んに手が上がっていました。
講演はたっぷり2時間あったので、終わったら4時になってました。
閉館は4時半なので、急いで企画展示を見てこなくては!
常設店の迫力の圧倒されて、企画展を見るのを忘れてました。
一遍聖絵は残念ながら複製の展示です。
(本物も期間限定で展示予定)
解説はついていました、が、ちょっと物足りなかった・・・・。
もっといっぱい解説して欲しかったです。
これは自習しないといけませんね。
7月には一遍聖絵を貸し出してくださった宝物館の館長さんの講演があるそうです。
聴きに行きたいかも!
たくさん、資料もらったので、帰りの電車で読みました。
ハンセン病については、ほとんど知識がないことを思い知りました。
おかげで差別意識もありませんでしたが、知ることが第一歩だと感じました。
衝撃的だったのは、明治の患者救済活動の紹介の中で展示されてた、封書。
東京にいる大隈重信から、熊本で活動していたキリスト教者ハンナ・リデルへ宛てたものですが、
差出人:東京早稲田 大隈重信
宛名:熊本市 リデル嬢
これで届くんだからすごいですよね。
誰かに託したものでなく、ちゃんと切手を貼って郵便で届いてたようです。
びっくり!