11月13(木)菊日和です。新宿御苑新宿門には大作りの菊が置かれ、菊花壇展を盛り上げています。早速行ってみましょう。
1.懸崖作り花壇
園内に設けられた案内板に導かれ、日本庭園の池に沿って進み“懸崖作り花壇”に来ました。
断崖の岩間から垂れ下がって咲くイメージで、1本の小菊を大きな株に仕立ててあります。
2.伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇
(ちぢれた花びらが垂れ下がって咲く)
(アネモネ咲きが特徴の丁子菊)
(細長い花びらが立ち上がって咲く)
それぞれが、伝統を持つ古典菊です。
3.大作り花壇
一年がかりで枝数を増やし、1株から数百の花を半円形に、整然と仕立てて咲かせます。
4.江戸菊花壇
花が咲いてから、花びらがさまざまに変化し、色彩に富んでいるのが特徴で“花の変化”を観賞します。江戸時代に江戸で発達しました。
5.一文字、管物花壇
(一文字菊)
管物(くだもの)菊 台紙は、花を支えています。
6.肥後菊花壇
古くから肥後(熊本)地方で作られた一重咲きの古典菊で、花びらの間が開いているのが特徴です。
7. 大菊花壇
菊の代表的な品種で花びらが花の中央を包み込むように丸く咲きます。
花壇にはどれも立派な上屋(うわや)が設けられ、それによって一層花が引き立っているように思いました。
どの菊もこの新宿御苑で毎年栽培されされ、この時期展示されるのです。
まさに、“皇室ゆかりの伝統を引き継ぐ”格調高い菊花展でした。