29日、今年で3回目となる「ブルーベリーを摘み、農家と交流する集い」にでかけました。
「都市農業振興」を言葉だけにせず、農家の方々と交流する──。直接の交流を通じて、地域で都市農業を支えていくことがとても大切だと思います。
一人ひとりにできることはささやかかもしれません。でも、地産地消は決して一方通行ではなく、相互通行でないと成り立ちません。
ある農家の方が「先祖代々、耕してきた土地だからこそ作物が育つ。どこでもいいわけではない」と話されました。
「手塩に掛ける」という言葉がありますが、一朝一夕では農業というのはできないのです。
あらためて、都市農業振興基本法が重要になってくると感じています。
第3条の基本理念の項目にその骨格が示されています。
第3条 都市農業の振興は、都市農業が、これを営む者及びその他の関係者の努力により継続されてきたものであり、その生産活動を通じ、都市住民に地元産の新鮮な農産物を供給する機能のみならず、都市における防災、良好な景観の形成並びに国土及び環境の保全、都市住民が身近に農作業に親しむとともに農業に関して学習することができる場並びに都市農業を営む者と都市住民及び都市住民相互の交流の場の提供、都市住民の農業に対する理解の醸成等農産物の供給の機能以外の多様な機能を果たしていることに鑑み、これらの機能が将来にわたって適切かつ十分に発揮されるとともに、そのことにより都市における農地の有効な活用及び適正な保全が図られるよう、積極的に行われなければならない。
2 都市農業の振興は、我が国における少子高齢化の進展及び人口の減少等の状況並びに地球温暖化の防止等の課題に対応した都市の在り方という観点を踏まえ、都市農業の有する前項の機能が適切かつ十分に発揮されることが都市の健全な発展に資するとの認識に立って、土地利用に関する計画の下で、都市農業のための利用が継続される土地とそれ以外の土地とが共存する良好な市街地の形成に資するよう行われなければならない。
3 都市農業の振興に関する施策については、都市農業を営む者及び都市住民をはじめとする幅広い国民の都市農業の有する第一項の機能等についての理解の下に、地域の実情に即して、その推進が図られなければならない。
第一項でしめされている「多様な機能」にこそ、都市農業の魅力と役割があります。そして、自分の住む地域だからこそ、地域の中で相互理解を深めていくことがとても大切だと感じています。
ブルーベリーをたくさん摘みました。子どもたちといっしょに食べたいと思います。
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