日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

鶴川団地50周年──心からのお祝い

2018-05-26 | 活動のこと

 鶴川団地50周年記念のイベント開催中です。

 式典には来賓として出席させていただきました。

 50年の歴史に心からのお祝いを送ります。

 

 当時の様子をふり返るコーナーもありました。

 鶴川団地が整備され、周辺に住宅が整備されていったことが一目でわかります。

 一からコミュニティをつくり、50年の歴史を重ねることは並大抵のことではありません。

 団地再生ということが今後のテーマになることは明らかですが、居住者を第一にすることが必要です。

 

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「子どもが誇らしげに校則の話をしていたことを思い出します」

2018-05-25 | 日々思うこと、考えたこと

 5月5日、「赤旗」の読者の広場に投稿された内容です。

 「生徒と教員が学級会や生徒会で話し合いを積み重ね、時間をかけて校則を見直して行きました」「子どもが誇らしげに校則の話をしていたことを思い出します」という一文に目が止まりました。

 「保護者会の時に『より良い校則にしていこうと努力しています。もう少し見守ってください』と説明がありました」と保護者とも共同した取り組みになっていたことも重要だと思います。

 「美しく見える」というのが、とても子どもたちの感覚としてもいいなと感じました。

 「意見を出し議論を決定する過程を通じて多くを学び成長する生徒たち、すてきでした」と言えるような教育現場にしていくことが大切だと思いました。

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記憶よりも記録でしょ

2018-05-24 | 子育て・家族のこと

 記憶よりも記録でしょ。

 1番目が、水疱瘡(水痘)にかかりました。

 運動会の直前になんということでしょう。

 任意接種だった予防接種を2回も打っていた、にもかかわらずです。

 妊婦がいる我が家にとって、かなりの天敵です。

 さて、自分の記憶をたどってみます。

 「なった気がする」と思いながら、確かな記憶ではありません。

 こうなったら、記録にあたるしかありません。

 そう、母子手帳。

 とはいえ、親が記録をつけていなければいけないわけですが、確かめてみると既往歴あり。

 パートナーは、記録が見つからず記憶の限り、なった気がすると。

 やっぱり記録大事です。

 記録が改ざんされていたら、ダメですけどね。

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「小さなオトナ」としての子ども──『スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む』を読んでみた(12)

2018-05-23 | 学んだこと、政策のこと

■みんな同じように扱われるという信頼感

 人は、自分が裕福であるか貧しいか、あるいは有名人であるかそうでないかといったことにかかわらず、みんな同じように扱われるという信頼感を踏まえておかなければなりません。「法のもとの平等」という原理は、民主制には欠かせないものとなっています。
 また、民主的な社会では、権利の保障も欠かすことができません。これは、犯罪を告発されたすべての人に、裁判において自分を守る権利があるということを意味します。(171ページ)

 ここは大きな前提として「法のもとの平等」を取り扱っていますが、セットで権利保障が明記されています。

 そして、その対比として「独裁制の国においては権利の保障がなく、人々は法のもとで平等ではありません」という記述につながっていきます。

 「公共アクセス権」についても触れられており、「人には外に出て自然に触れることで気分がよくなると、多くの人たちが考えています」「私たちの基本法は『すべての人は、公共アクセス権によって自然に接することができる』と定めて、その権利を明記しています」と書かれています。

 「ただし、私たちもまた自然を保護する義務を負います。私たちは植物を傷つけたり、動物の暮らしを乱したりしてはいけません」ということも合わせて示されています。

 この「公共アクセス権」は、とても珍しいもので、スウェーデンに行ったときに森にあるブルーベリーを摘むことができたのはこのおかげだったのかという大学生の言葉も紹介されています。

■権利と権利がぶつかることもある

 大学生が「学校に行くのは、義務でもあり、権利でもあります」という問いかけに「学校に行くことは義務であって、権利だあるって意識したことなかったかもしれない」「『行かなきゃいけない』っていう義務感の方が強かった」「もし、学校に行くことが権利だと考えて通っていたなら、ちゃんと勉強したかもしれない(笑)」という戸惑いと驚きを述べています。

 そして、権利と権利がぶつかることもあるということを考えさせる内容は、とても大切だと感じました。

 時には、二つの権利がぶつかることがあります。たとえば、ある人が望むこと、思っていることをいう権利が、いかなるグループもそれに対する扇動にさらされることがない、という権利がぶつかることがあります。
 自分の意見を表明することと、脅しや侮辱からグループを守ることとでは、どちらの方が大切であると思いますか?(179ページ)

■子どもの権利条約は「子どもや若者を守るためにあります」

 ここからが真骨頂といってもいいかもしれません。子どもの権利条約について、以下のように記されています。少し長いですが引用します。

あなたの、そしてほかの子どもたちの権利

 1989年に国際連合は、子どもに関する権利についての提案を行いました。これは、「子どもの権利条約」と呼ばれるものにまとめられています。「子ども」には、あなたをはじめとし、世界にいるすべての子どもたちや若者たちが含まれます。その後、現在まで、ほとんどのすべての国の政府がこの規則に従うことを約束しています。
 以下がその例です。(※注──以下のかっこの数字は、条約第何条かをさします。原文では○に数字を入れたものになっています)
(1)18歳未満の人は、子どもであると見なします。
(2) あなたには、生まれた場所や肌の色、どの神様を信じているか、裕福か貧しいか、女の子か男の子か、などの違いにかかわらず、ほかのすべての子どもたちと同じ権利があります。
(3)あなたのことを決める人は、常にあなたにとってもっとも良いことが何かということを考えます。
(7)あなたには、名前を持つ権利、一つの国の市民となる権利、親族に会う権利があります。
(12)あなたには、自分がどう思っているかを述べる権利があります。大人たちは、あなたの意見を聞かなくてはなりません。
(16)あなたには、安全な場所で暮らし、自分のプライバシーを守る権利があります。
(28)あなたには、無料で学校に行く権利があります。
(31)あなたには、遊び、休息し、自由な時間を過ごす権利があります。
(32)あなたには、厳しくて危険な仕事から逃れる権利があります。
(38)あなたには、戦争や兵役から身を守られます。

世界の子どもたちは、どんな気持ちで過ごしているのでしょうか?

 「子どもの権利条約」は、子どもや若者を守るためにあります。とはいえそれは、常に規則通りに機能しているわけではありません。このような権利があるにもかかわらず、貧しい国々で厳しい仕事をしたり、学校に行くことができない子どもたちがいまだにいます。
 また、「子どもの権利条約」には、子どもたちを兵士にしないように守るべきであると記されていますが、兵士となった子どもたちは世界中にいるのです。(180〜182ページ)

 小学校の教科書に、丁寧に「あなたには」こんな権利があると書かれていることに、スウェーデンと日本の違いを感じました。(日本ユニセフ協会の訳はわかりやすいものとなっています)

 大学生も「子どもが権利をもつことによって、『小さなオトナ』ではないけれど大人と同じように個人の意思が尊重されているというイメージがある」「日本では、まだまだ子どもは守られる対象とみなされているように思うな」と感想を述べていますが、多くの人の実感と重なると思います。

■さいごに

 12回にわたって、『スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む』の内容を見てきました。

 この本を手にした時の問題意識は「主権者教育をどうすすめているのか」というものでしたが、自分がこれまで捉えていた主権者教育が本当に狭い視野であったことを思い知らされました。

 また、スウェーデンの若者の政治参加(投票率)がなぜこんなに高いのかという問題についても、「関心が高い、低い」という次元ではなく、関心があってもなくても、一票に価値があるから、自分の一票で決定を変えられると思っているから投票に行くということにとても納得しました。

 改めて私が、この本から学んだことをまとめてみると、

  • 実生活や身近な問題と、自分たちが生きる世界がどうなっているかを一体不可分のこととして学ぶことの大切さ
  • 「ある課題」を過去のものとして学ぶのではなく、過去と現在という歴史の流れの中で学ぶことの大切さ
  • 世界人権宣言、子どもの権利条約など、国際的な到達点を学ぶことの大切さ
  • 「覚える」学びではく、「思考し、意見を述べる」学びの大切さ
  • 「すべての人は平等である」ということと、一人ひとり違うということを学ぶことの大切さ

 などに整理されるでしょうか。

 このようなポスティングをしようと思ったきっかけは、私自身がこの本を読んでよかった、みなさんと少しでも分かち合いたいと思ったからです。

 なので、ぜひこの本を手にしていただき、本文に接していただければと思います。

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双方向で認識を深め、暮らしに役立つ都政に変える

2018-05-22 | 活動のこと

 町田市内2つの後援会のつどい(都政報告会)で、お話をさせていただきました。

 「都政」と一口に言っても大変広い領域を扱っており、なにをどのようにお話しするのかは弁士である私にかかっています。

 都政報告会の場合は、その後に質疑応答などがあるため、双方向で認識が深まります。一方、あらゆるあいさつの機会で問われることですが、特に一方通行の場合はいつも悩みます。

 今回の2つの後援会のつどいでは、とても活発に意見交換をさせていただきました。特に、都政に関わる重要課題について生活実感からリアルな声を寄せていただけたことは大変うれしいことでした。

 暮らしに役立つ都政に変える──これは、都民のみなさんが主役です。

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