綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

「ブログ村ランキング」の応援クリックをお願いします

ブログ村ランキングに参加中です。
各記事のラストにある「ブログ村」アイコンのクリックを
お願いいたします。

◆背高泡立ち草は花粉症の犯人ではなかった

2006年10月18日 | つぶやき

 実家の母親から「隣の敷地に背の高い黄色い花がいっぱい咲いて、そのせいか花粉症がひどくつらい」と電話がかかってきました。その花は、“背高泡立ち草”のようです。
  ちょっと調べたら、「花粉症の原因である」とあって、やっぱりそうか。ところが、豚草と背高泡立ち草の違いを調べていったら、今度は「一時、花粉病の原因とされましたが、虫媒花(昆虫によって受粉する花)ですので、風などによって花粉をばらまかないので、これは濡れ衣です。養蜂業者にとって晩秋の貴重な蜜源です。豚草(ぶたくさ)という、菊科の形も由来(同じ頃北アメリカから渡来)もそっくりの花が風媒花(風によって受粉する花、杉花粉が有名)で、これが犯人のようです。」とか「何年もの間、花粉症のおもな原因と思われてきたが、花粉をつかった実験によって、害のないことがわかった。」との記述に遭遇。

 まわりの人に聞いてまわると、みんな背高泡立ち草こそ花粉症の犯人と思い込んでいます。かわいそうに偏見の目でみられていたんですね。

 せっかく調べたので、背高泡立ち草と豚草の類似点を表にしてみました。
  みなさん、これを機会に背高泡立ち草への偏見をなくしていきましょう。

背高泡立ち草
(セイタカアワダチソウ)
豚草(ブタクサ)
原産地 北アメリカ 北アメリカ
学名 Goldenrod Ragweed
渡来時期 1897年頃
第2次世界大戦以降繁殖
1877年頃
第2次世界大戦以降繁殖
キク科の多年草 キク科の一年草
草丈 150~250cm 50~150cm
花葉の特徴

茎の先に黄色の頭花を多くつけて、全体で大型の円錐花序となる。
頭花の中心は数個の管状花、周りに10個前後の舌状花がならぶ。

小さい緑がかった花が直立した枝の先端に穂状につき、濃緑色の葉が浅裂または全裂している。

花粉 虫媒花(花粉症とは無関係) 風媒花(花粉症の原因)

*なお、豚草の近縁種に高さ3mにもなるオオブタクサがあります。オオブタクサは、葉の形、大きさがクワに似ているのでクワモドキの別名も。両種とも、花粉症の原因。花粉は夏の終わりごろから秋にかけて、多量に風ではこばれ、アレルギーをもつ人々に深刻な不快感をあたえています。オオブタクサの日本侵入の最初の記録は1953年で、ブタクサよりずっと遅いのですが、繁殖力がたいへん強いため、現在はブタクサより多くなっているようです。


▲これが「オオブタクサ」のようです。拡大すると↓のような感じです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする