綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆神奈川県は財政が困難なのか? ならなんで・・・

2007年12月15日 | 政治を考えるヒント

  綾瀬市民の暮らしを守るために今の市政のあり方を変えたいと、いろいろな施策を検討し、提案するのですが、多くの課題で、その先の県のあり方が壁になり、改善されない、ということがあります。
  17日に一般質問でとりあげる「35人以下の少人数学級の対象学年の拡大」もそうですし、「後期高齢者医療制度」で神奈川県のお年寄りの平均保険料が日本一になる問題もそうですが、神奈川県が、教育や社会保障にしっかりと向き合っていればこんなことにはならないのです。

  神奈川県は困難だから仕方がないのでしょうか?  いえいえ、お金(税金)の使い方がおかしいから、こんなことになっているのではないでしょうか。日本共産党の河野幸司県会議員の今年2月のニュースですが、こんな記事があります。

  お読みいただいて、ご感想をお寄せください。


インベスト神奈川での
大企業支援は止めよ


インベストの助成額
大企業に95.7%


 2005年度のインベスト神奈川施設整備等助成制度の認定件数は、大企業8件、中小企業10件と大企業と中小企業ほぼ同数になっていますが、助成見込額は大企業300億5000万円、中小企業14億100万円と大企業への助成見込額が95.7%となっています。


インベストの目的は
企業の誘致と
県内企業の誘発


 インベスト神奈川・産業集積促進助成金交付要綱第一条では、施策の趣旨として、「企業誘致を促進するとともに、既存立地企業の県内投資を誘発する」ためとしています。本当にそうなっているのでしょうか。


2002年3月に
日産と青学が
青学跡地の売買契約


 日産自動車は、2002年3月14日に青山学院大学と厚木市森の里の青山学院大学の跡地の売買契約を結んでいます。岡崎知事の時期で、インベスト神奈川のイの字もない時期です。
  当時の山口厚木市長は、この売買契約について「青山学院大学の移転は、文化的な面で残念でありますが、跡地に世界の日産自動車の新たな研究施設が立地されますことは、時代に即した土地利用につながるもので、本市のまちづくりと地域経済にとってプラスになることから心から歓迎する」とのコメントを出しています。


2003年3月に
日産が土地の購入と
所有権移転


 また、日産自動車は、青山学院大学の跡地を2003年3月に購入し、3月26日に所有権の移転を行なっています。これらの事実は、2002年3月の時点で新研究所
の事業地が青山学院大学学の跡地に決まっていたことを示しています。


「インベスト神奈川が
事業地選定をサポート」
は事実か?


 知事が発行したインベスト神奈川という本に、伊佐山日産副会長が、新しい研究所建設に関して「インベスト神奈川は、事業地選定の大きなサポートした」と述べたと書かれています。事業地とは青山学院大学跡地のことですが、この土地の売買契約を結んだのが2002年3月14日、インベスト神奈川が策定されたのが、その2年7ヶ月後の2004年10月。まだ、策定されていないインベスト神奈川がどうやって事業地選定のサポートができるのか。できるはずがありません。伊佐山日産副会長の発言は事実と違っています。


日産自動車に80億円
の助成金は不当


 日産自動車への80億円の助成金が、助成金交付要綱に書かれている「企業誘致を促進する」役割も「既存立地企業の県内投資を誘発する」役割も果たしていないことは明白です。日産自動車の研究所建設への80億円の助成金は止めるべきです。


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