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日本共産党員でもあったプロレタリア作家小林多喜二の「蟹工船」が、今若者の中でブームだと1年以上前に聞いたことがありました。
そのときは、半信半疑でしたが、その後、今年に入ってからマスコミでも取り上げられるようになり、「本当だったんだ」と納得しました。
この背景には、よく言われているように、派遣労働という非正規の雇用形態がひろがり、特に若者が使い捨てにされているという現実があります。
石川啄木の「はたらけど はたらけど猶(なお)わが生活楽にならざり ぢつと手を見る」という明治時代の短歌にも通ずる悲惨な現実が、21世紀にふたたび出現しているわけです。弱肉強食を原理とする新自由主義経済がもたらした害悪です。
戦後の労働運動が幾多の血と汗を流し勝ち取ってきた労働者の権利が、次々とはがされ奪われてきたのです。
いま必要なことは、一人一人では弱い労働者は、仲間と団結と連帯をしていくことではないでしょうか。そのことを力強く訴えてくる映画でした。
そういえば、昨日こんな話を聞きました。
ヨーロッパでは、鉄道労働者がストを行うと、利用者はがんばれ、と声援をおくるそうです。それは、鉄道労働者の賃金や権利が向上すれば、やがては自分たちの産業の労働者の賃金や権利も向上することを知っているからなのです。
ところが、日本では、通勤に迷惑だからやめろ、などと、本来仲間で力を合わせなければならない国鉄労働者の足を引っ張った、との話。
「蟹工船」を読んだり観たりすると、この話がよくわかります。
新潮社からCDも発売になりましたので、朗読を聞くこともできます(私は買いました)。
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