綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
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綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆神奈川の海(相模湾)も米軍の特権使用“相模湾潜水艦行動訓練区域”

2020年01月28日 | 平和○・憲法○・米軍基地×

 私もつい最近「相模湾潜水艦行動訓練区域」というものの存在を知ったのですが、1952年の安保条約・行政協定(行政協定は1960年に地位協定に)で米軍の訓練区域として提供され続けています。

 海上保安庁の資料によれば、
区域:伊東市川奈崎の地点と城ケ島灯台とを結ぶ 線以北。
訓練の種類:潜水艦は、射撃訓練を除く全ての訓練を行う。ただし、模擬魚雷射撃訓練は、除外されない。模擬魚雷発射に当たっては、あらかじめ、視覚探索を行う。 模擬魚雷射撃訓練区域は、川奈崎の地点と城ケ島灯台とを結ぶ線の北側及び照ケ埼と城ケ島灯台を結ぶ線(点線)の西側とする。
 と、なっています。

 その現状について、神奈川県平和員会のニュースでは次のように伝えています(要約)。

 神奈川県は外務省へ、同区域での訓練内容について1984年に照会したところ、外務省の回答は「横須賀に寄港する米原潜が、その寄港に際し、相模湾潜水艦行動区域を通過することはあるが、横須賀寄港と関連のないような演習等の行動は行っていない」と米軍から説明を 受けている。

 しかし、最近日米合同委員会で次のような合意事項が公表されている。 「在日米海軍が訓練にともない海底に機器を設置するため、相模湾潜水艦行動区域の使用条件の変更について日米合同委員会の承認を得た」として「潜水艦訓練のために、海底に7個の機器を設置する」として7カ所の地点を指定した。(地図上の7カ所の黒点)(2017年8月24日、日米合同委員会合意) 以上要約

 

 海底に設置した機器はいったい何なのか? 何のためのものなのか? 不明だということです。

  そもそも「横須賀寄港と関連のないような演習等の行動は行っていない」と言うのであれば即時返還すべきではないでしょうか。

 日米地位協定は、もともと戦後日本を占領していたときの米軍の特権をできるだけそのまま残すことを目的に結ばれたものですので、この相模湾もいまだに占領時代の超特権が続いているわけです。

 

 軍事力で国を守るのではなく、一つ一つの紛争を話し合いで解決する国際的なシステムを作る外交の力で国を守ることをめざす真の平和を求める政権に代えていきたいと、この相模湾の実態からもあらためて思います。

コメント
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