上の写真は、万博会場となる夢洲(ゆめしま)を、隣の咲州庁舎43階から眺めたものです。
もう少し引いてみると、こんな感じです。
毎年参加している「生活保護問題議員研修会」が大阪で開催されるので、併せて万博についても視察してきました。
日程は、
8月22日●万博協会視察
工事現場視察
8月23日●生活保護問題議員研修会
で、念のために書き添えますと観光の時間は1分もありませんでした。
さて、綾瀬市の中学校では来年、5校中4校の3年生が万博を修学旅行の見学コースに入れていますので、その安全性についてニュース等の情報だけでなく現地での情報も必要と考え視察することにしたのです。
視察は、夢洲の手前にある咲州(さきしま)の大阪府咲洲庁舎(さきしまコスモタワー)43階の「万博協会」を訪問し説明を受けました。
万博会場となる夢洲は、大阪市から出るごみ(一般廃棄物)の最終処分場で、人工島ですので、地盤は軟弱で大きな地震では液状化することは必至。また、交通手段は一本の橋と海底トンネル、現在建設中の地下鉄のみです。万博開催中に災害が起きると交通が遮断され約15万人が島に取り残されると想定されています。
夢洲の手前部分のコンテナが並んでいるところ(写真参照)は万博会場ではありませんが、危険な害虫「ヒアリ」が多数発見されています。
3月にはメタンガスの爆発火災事故が発生。昨年夏には一日2トンものメタンガスが発生したことが明らかになっています。
昼食を摂る場所は幼児や小学生が優先とされ、中学生が利用できるか不確定とのこと。また、遠足や修学旅行では、先生方は事前に実地下見を必ず行うことになっていますが、万博ではそれができないので、万博協会がガイドビデオを提供するということです。しかし、それで安全確保のための十分な対応ができるでしょうか。不安がいっぱいです。
他にも、希望するパビリオンを見学することはほぼ不可能のようでした。その他、いろいろな問題点が浮き彫りになってきていますので、9月20日の一般質問で取り上げて、安全を訴えていきます。